ユベントスは公式サイト上でウディネーゼからロランド・マンドラゴラ選手の登録権を獲得したと発表いたしました。なお、2020/21 シーズンはウディネーゼに期限付き移籍となるため、選手は引き続きウディネーゼでプレーすることになります。
発表されたプレスリリースは以下のとおりです。
ウディネーゼとの合意事項
トリノ、2020年10月3日 ー ユベントス・フットボールクラブはウディネーゼ・カルチョと選手ロランド・マンドラゴラの登録権を 2020/21 および 2021/22 シーズンに1070万ユーロを支払って獲得することで合意に達したことを報告いたします。ユベントスは選手と2025年6月30日までの契約を締結いたしました。
同時に、ユベントスは同選手をウディネーゼに 2020/21 シーズンは無料で期限付き移籍させることで合意しました。なお、ウディネーゼは 2021/22 シーズンにも期限付き移籍をさせる権利を有しています。
加えてウディネーゼは当該期間中に最大600万ユーロのボーナスを手にする資格を保持しております。
マンドラゴラ選手は1997年6月生まれの23歳。ジェノアの下部組織出身でユベントスが引き抜き、2018年夏にウディネーゼに2000万ユーロで売却した MF です。
放出された2018年の時点で「買い戻しオプションが付随しているだろう」と言われていましたから、ユベントスが権利を行使したのは想定内と言えるでしょう。
ただ、ユベントスは買い戻したものの、マンドラゴラ選手を 2020/21 シーズンの戦力とは見なしませんでした。これは「マンドラゴラ選手が6月末の第27節トリノ戦で右ひざ前十字靭帯を断裂したから」です。
おそらく、2020年はリハビリに当てる必要があります。そのため、ユベントスよりも出場機会が期待できるウディネーゼに預けたままにするのは「全関係者にとって合理的」と言えるでしょう。
マンドラゴラ選手に求められるのは「負傷から復帰すること」です。シーズン中盤戦に復帰して、後半戦で継続的な出場機会を手にすれば評価は必然的に再浮上すると考えられます。
ユベントスのボランチ陣にイタリア人選手はいない状況ですから、そのポジションをマンドラゴラ選手が掴むに値するパフォーマンスを見せることができるのかに注目です。