2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第3節が行われ、ミランをホームに迎えたユベントスはピサピア選手の決勝ゴールで 1-0 の勝利を手にしました。
出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: レオ 5: デ・ウィンター 6: リッチオ (C) 3: エヌテンダ |
MF | 7: セクロフ(→ 46' st. 13: エンゾアンゴ) 4: バッレネチェア(→ 8' st. 15: ピサピア) 8: ミレッティ 10: イリング(→ 25' st. 20: スーレ) |
FW | 11: ボネッティ(→ 25' st. 19: コッター) 9: ダ・グラサ(→ 46' st. 18: チェッリ) |
ボナッティ監督は 4-4-2 を選択。前節のエンポリ戦からは前線の並びを入れ替え、ダ・グラサ選手は2トップを組み、両翼にセクロフ選手とイリング選手を配置する布陣で試合に臨みます。
最初に決定機を迎えたのはユベントス。12分にエヌテンダ選手が左サイド突破してクロスを入れるとボネッティ選手がワンタッチシュート。しかし、これはミランの GK ユンダル選手が好セーブで CK に逃れる。
その後は互いに決定機を作れないまま時間が経過したが、ユベントスは30分に縦パスがダ・クラサ選手に入るとそのまま持ち上がってカットインからミドルシュート。ただ、シュートは枠を外れてゴールとはならず。
対するミランは39分にゴール前まで攻め上がり、最後はカポネ選手がオルサー選手のワンツーからシュートも枠を捕らえず。43分にはディ・ジェス選手が上手く抜け出してシュートを放つも、これは右ポストに嫌われてノーゴール。
前半は互いに譲らず、0-0 で折り返すこととなる。
後半はサイド攻撃でユベントスのゴール前に迫るミランとハイプレスからのショートカウンターを狙うユベントスの構図で時計の針は進み、互いに相手 GK に複数回のシュートセーブを強いるも膠着状態が保たれたまま試合終盤を迎える。
均衡が破れたのは84分。ユベントスは右サイドからのクロスをスーレ選手がファーサイドでボレーシュート。これは GK ユンダル選手にセーブされたが、大きく弾んだこぼれ球を自ら回収し、グラウンダーのクロスを供給。これを走り込んだピサピア選手が押し込み、ユベントスが待望の先制点を奪取する。
勝点1を持ち帰りたいミランだったが、ユベントスゴールを脅かすまでには至らず。試合は 1-0 で終了。ユベントスが2連勝を達成した。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「選手たちは良かったです。このカテゴリーで豊富な経験を持った価値のあるチームを相手にバランスの取れた素晴らしいパフォーマンスを披露したからです。
彼らにとって満足感はすべてでしょう。ビルドアップ能力であり、必要な時に苦しむことを知っており、適切な時にリードを手にするエピソードを持っていたからです。私達は満足感とともにこの成功を楽しんでいます。
交代?すべての選手が重要なクオリティーを持っています。私の仕事は彼らが自分たちの能力を最大限発揮する手助けをすることですから」
プリマベーラはこの試合でも終盤の粘り強さで勝点を獲得したことは大きな収穫と言えるでしょう。チーム全体が攻守両面において集中力が切れていないことの証明と言えるからです。
理想は「前半に先制点を取って、リードを保って試合の主導権を握ること」です。“横綱相撲” に相当する要求ですが、今季のプリマベーラはそれができるチーム力があると考えられることが理由です。
プリマベーラの次戦は10月17日(土)に予定されているカンピオナート第4節アスコリ戦です。試合結果と内容を両立させた試合を見せることができるのかに注目です。