ユベントスは公式サイト上でシャルケからマッケニー選手を期限付き移籍で獲得したと発表いたしました。特定のスポーツ条件を満たした場合は買取義務が発生し、そうでなくとも買取オプションが付随した形式となっています。
なお、プレスリリースは以下のとおりです。
FCシャルケ04との合意事項
トリノ、2020年8月29日 ー ユベントス・フットボールクラブは FC ゲルゼンキルヘン・シャルケ 04 と選手ウェストン・マッケニーの登録権を450万ユーロで2021年6月30日まで一時的に獲得することで合意に達したことを報告いたします。
加えて合意には以下の項目があります。
- 2020/21 シーズン終了時までに特定のスポーツ要件を満たした場合、ユベントスには完全移籍に切り替える義務が生じます。
- 上述の条件に達しない場合、ユベントスには完全移籍で獲得するオプションを保持します。
どちらの完全移籍の形式が採られても、費用は3年分割1850万ユーロであり、選手との契約期間中にスポーツ目標が達成されると700万ユーロの追加ボーナスが発生いたします。
要するに、移籍金最大3000万ユーロでシャルケから22歳のアメリカ代表 MF マッケニー選手を獲得する運びになりました。
獲得義務が生じるのは「出場数(が全体の 60% 超)」だと言われており、それに満たない場合でもユベントス側は獲得オプションを持つ状況です。したがって、全く戦力にならなかった場合を除き、ユベントスへの完全移籍は既定路線と言えるでしょう。
なお、イタリア・メディアは「ブンデスリーガから加入した MF」との理由でビダル選手のようなプレーを披露して欲しいとの期待を寄せています。そうした期待に応えるパフォーマンスを見せれるかが注目点になります。
ちなみにマッケニー選手はユベントスでプレーする初のアメリカ人選手です。「マーケティング面での意味合いが強い補強」と見られている現状ですから、それをプレーで覆すことが完全移籍に向けた1歩になるはずです。
ピルロ監督が新加入のマッケニー選手を中盤のどのポジションで起用することになるのかに注目です。