中断されていた 2019/20 UEFA ユースリーグがスイス・ニヨンで再開され、ラウンド16でレアル・マドリードと対戦したユベントスは先制するも逆転され、1-3 で敗れて大会から去ることになりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シアーノ |
DF | 2: レオ 5: ドラグシン 6: ゴッツィ・イウェル (C) 3: エヌテンダ(→ 22' st. 15: レオネ) |
MF | 7: トンギャ 10: ファジョーリ(→ 14' st. 17: ミレッリ) 4: ラノッキア(→ 14' st. 18: キボツォ) |
FW | 11: セクロフ(→ 14' st. 16: バッレネチェア) 9: ペトレッリ 8: ポルタノーバ |
ザウリ監督は 4-3-2-1 を選択。前線はペトレッリ選手を CF に配置し、2列目でセクロフ選手とポルタノーバ選手がサポート。シーズンを通して出場機会の多かった選手が先発に選出される順当な人選で試合に臨みます。
試合は立ち上がりの2分に動く。ユベントスはグティエレス選手からボールを奪ったトンギャ選手がペナルティーエリアに侵入し、ゴール左下に右足シュートを決めて1点を先制する。
出鼻を挫かれたレアル・マドリードは11分に競り合いで倒されたエヌテンダ選手を蹴る愚行をしたジョルディ選手が一発レッドで退場。ここから10人での戦いを余儀なくされる。
一気に勝負を決めたいユベントスは19分に左サイドのクロスを上手く処理したセクロフ選手がネットを揺らすが、これはオフサイドでゴールは認められず。
すると30分にレアル・マドリードはアリバス選手がロングカウンターを発動させ、ペナルティーエリア手前から左足でミドルシュート。これが決まり、同点に追い付くことに成功する。
直後の32分にはユベントス守備陣が空けてしまった右ハーフスペースに侵入したゴンサレス選手にモランテ選手からのラストパスが渡り、この決定機に応えたゴンサレス選手の左足シュートが決まり、レアル・マドリードが 1-2 と逆転して前半を折り返す。
後半もユベントスは1人少ないレアル・マドリードのロングカウンターに手を焼くことになる。
DF 裏の広大なスペースをケアし続けていたユベントス守備陣だったが、57分にゴッツィ選手とのデュエルを制したラタサ選手に決定的な3点目を許し、レアル・マドリードのリードは2点に広がる。
ユベントスは選手交代を敢行し、サイドからのクロス攻撃でゴール前にボールを供給し続けるも中央を固めるレアル・マドリードの守備陣に跳ね返されてしまう。一方のレアルもさらに突き放すことはできず。
結局、試合はこのまま 1-3 で終了。ユベントス・プリマベーラは手痛い逆転敗けを喫し、2019/20 シーズンを終えることになった。
ザウリ監督の試合コメントは出されていませんが、「試合の運び方」は反省しなければならない点があることは否定できないでしょう。立ち上がりに先行し、相手が1人少ない状態で80分近くをプレーする状況で逆転敗けを喫したからです。
ボールを握ってポゼッションを貫くスタイルを採るにしても、堅守速攻に比重を置いた相手の思惑どおりに試合を運ばれたことが反省材料です。これを糧に選手たちがレベルアップできるかが来季以降の注目点になるでしょう。
この試合に出場した選手たちが来シーズンはどのチームでプレーするのかに注目です。