ユベントスは公式サイト上で脱臼で右肩を痛めていたデ・リフト選手が現地8月12日にローマで修復手術を受け、無事に成功したと発表いたしました。なお、約3ヶ月の離脱が見込まれると言及されています。

デ・リフト選手が右肩を最初に痛めたのは2019年11月末に行われた 2019/20 セリエA第13節アタランタ戦です。相手選手にショルダーチャージで弾き飛ばされた際に “下手なヘッドスライディング” の状態となり、右肩を痛めました。
ただ、ここでの負傷程度は軽かったのでしょう。右肩にテーピングなどの措置をすることなく、プレーを続けていました。
しかし、アタランタとのリターンレグ(= 2019/20 セリエA第32節)で同様に痛め、7月中旬の第33節サッスオーロ戦では痛々しいテーピング姿で強行出場をしており、右肩の関節修復手術を受けることは誰の目にも明らかな状況でした。
デ・リフト選手は自身の誕生日である8月11日にローマ入り。翌12日に『UPMC サルバトール・ムンディ・クリニック』でユベントスのメディカル部門長ルカ・ステファニーニ氏が立ち会う中、ヴォルカー・ムサール医師の執刀で手術は無事に完了。
回復までは「約3ヶ月」が見込まれると発表されています。
肩の脱臼で手術を受けた場合、“一般的に” 軽度な運動が再開できる目安が約3ヶ月です。強度の高い運動は「6ヶ月」を要するケースは珍しくありませんし、ユベントスは昨夏に『ペリン選手の事例』でトラブルを起こしています。
したがって、「デ・リフト選手が3ヶ月ほどの離脱で済めばラッキー」ぐらいの認識を頭の片隅に置いておく必要があるでしょう。
ちなみに現時点でのデ・リフト選手の復帰予想時期は「2020年11月半ば」です。2020/21 シーズンは9月から開始される予定であるため、序盤の2ヶ月は欠場が確定的です。
なお、チャンピオンズリーグは「11月上旬までに第3節を消化する」という日程ですから、見込みどおりの回復をするなら、グループステージの後半戦での起用は可能と言えるでしょう。
まずはデ・リフト選手が順調な回復を見せることができるのかに注目です。