『メディアセット』によりますと、レアル・マドリードがディバラ選手の評価額を1億ユーロ超と見なす獲得オファーを考えているとのことです。契約延長交渉を抱えているユベントスにとっては厄介なクラブが登場したと言えるでしょう。
記事では「ペレス会長が獲得を決めた」と報じられていますが、レアルの場合は「ジダン監督が起用するか」がポイントです。そのため、実際にオファーがあるのかは半信半疑でいるべきでしょう。
ちなみにレアル側のオファー内容は「(ディバラ選手の評価額を1億ユーロ超と見なした上で)金銭+イスコ選手 or クロース選手」と報じられています。
ただ、実際にはジダン監督が高く評価しているクロース選手が交渉に含まれることはないでしょう。ベイル、ハメス・ロドリゲス、ヨビッチなど売却したい選手が “ダメ元” で提示される可能性の方が現実味があると言えるはずです。
ユベントスにとって厄介なのは「ディバラ選手との契約延長交渉が現在進行形であること」です。
26歳のディバラ選手は “次の契約” が最も高額な内容になると想定されます。ユベントスは「ディバラ選手と2025年までの新契約締結」に動いていますが、現時点では交渉中です。
現在の年俸がデ・リフト選手を下回っていると見られているのため、それを上回る額を提示できないなら、退団されても文句は言う資格は(ユベントスには)ないでしょう。
ロナウド選手が退団するなら、ディバラ選手は残留させなければなりません。逆に、ロナウド選手を確実に残留させられるなら、相当額のオファーと引き換えに放出は止むを得ないことになります。
しかし、ガゼッタ・デッロ・スポルトによる「1億ユーロ超のオファーがデ・リフトとディバラにあった場合、どちらの選手がより非売品ですか」とのアンケートに約 60% がディバラと回答しているのです。
引き抜かれるとユベントスが相当の痛手を被ることは避けられないため、フロント陣がどのように引き止めを図るのかに注目です。