『スカイ・イタリア』によりますと、ユベントス・Bチーム(= U-23)の指揮官にアンドレア・ピルロ氏が浮上しているとのことです。パラティーチ CFO も匂わせコメントを残しているため、1年越しで実現する可能性はあると言えるでしょう。

ファビオ・ペッキア監督に率いられた発足2年目のBチームは 2019/20 シーズンのセリエCは10位で終了もコッパ・セリエCを制し、シード権を持って『セリエB昇格プレーオフ』に臨んでいます。
Bチームが登場する全国プレーオフ1回戦は7月9日に予定されており、まだシーズンは続いている状況です。
ですから、6月30日に行われたトップチームのセリエA第29節ジェノア戦の試合前に取材に応じたパラティーチ CFO も「彼とは非常に親しい」と述べるに留まり、「Bチームは野心を持って臨むプレーオフを控えている」と沈静化を促しています。
Bチームの指揮官ですが、ペッキア監督も1年で退任となるでしょう。「発足2年目」でチームとしてのアイデンティティーを確立中の段階ですし、下部カテゴリーでは好成績を残した選手・監督(コーチ陣を含む)・フロント陣は引き抜きの対象だからです。
したがって、複数年で監督を据えられるのは早くで 1〜2 年後になると思われます。
年度 | 監督 | セリエC | カップ戦 |
---|---|---|---|
2018/19 | M・ジロネッリ | 12位 (12勝6分19敗) |
グループ敗退 |
2019/20 【27節で終了】 |
F・ペッキア | 10位 (8勝12分7敗) |
優勝 |
2020/21 | ? | ー | ー |
仮に、ピルロ新監督が誕生した場合に期待されるのは「前任者を上回る1桁順位でリーグ戦を終えること」になります。チームは年々整備が進んでいるはずですから、これが達成できないのであれば能力に疑問符が付くことになるでしょう。
選手として十分すぎる実績を残したレジェンドが新監督に就任するとの噂が出た中でBチームが落ち着いて大事な昇格プレーオフに臨むことができるのかに注目です。