セリエCを運営するレガ・プロは公式サイト上で「昇格プレーオフを辞退するチームから連絡を受けた」と発表いたしました。コロナ禍の関係で辞退による罰則はありませんが、プレーオフのフォーマットが変更される可能性もある状況です。

まず、2019/20 シーズンのセリエC・レギュラーシーズンでの順位およびプレーオフ出場権は下表のとおりです。
Rk | グループA | グループB | グループC |
---|---|---|---|
1 | モンツァ | ビチェンツァ | レッジーナ |
2 | カッラレーゼ | レッジャーナ | バーリ |
3 | レナーテ | カルピ | モンポーリ |
4 | ズュートチロル | ポテンツァ | |
5 | シエナ | パドバ | テルナーナ |
6 | アレッサンドリア | フェラルピサロ | カターニャ |
7 | ノバーラ | カタンザーロ | |
8 | アルビノレッフェ | トリエスティーナ | テーラモ |
9 | フランカビッラ | ||
10 | ユーヴェB | サンベネデテーゼ | アベッリーノ |
11 | X |
各グループの1位はセリエBへの昇格が決定済で、残る1枠を名前の出ているクラブが争う形式です。プレーオフの出場資格は10位までですが、コッパ・セリエCを制したクラブが属しているグループは11位まで出場資格が付与されます。
ただ、その権利がある2クラブは辞退を表明。北西部のクラブが属するグループAと北東部のグループBに属する計4クラブも辞退しており、「不戦勝の採用」か「フォーマットの変更」かを決断する必要があると言えるでしょう。
とは言え、セリエBへの昇格を賭けたプレーオフが始まるのは7月1日からです。約2週間の余裕がありますし、そもそもコッパ・セリエC決勝戦の会場もまだ決まっていません。
理想はボローニャの『レナート・ダッラーラ』を借りることでしょう。決勝が行われる6月27日(土)はボローニャはアウェイのサンプドリア戦で不在ですし、ボローニャはトリノと(テルナーナの本拠地)テルニのほぼ中間に位置する都市だからです。
次善策はプレーオフ出場を辞退したモデナの『アルベルト・ブラーリア』で開催することです。
まずはセリエBの昇格プレーオフに大きな影響を与えるコッパ・セリエC決勝戦の舞台がどこで開催されることになるのかに注目です。