イタリア保健省が発表している新型コロナウイルスによる感染者・死者・重症者を基にグラフを作成しました。5月31日から6月6日までの1週間も減少は続いており、サッカーの再開は現実のものと言えるでしょう。
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5月31日〜6月6日 (7日間平均) |
5月24〜30日 (7日間平均) |
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新規感染者 | 305 【-172, -36.1%】 |
477 |
死亡者 | 72 【-14, -16.3%】 |
86 |
集中治療室 | 367 【-138, -27.3%】 |
505 |
この1週間での特筆事項は「1日あたりの新規感染者数が予想を上回る減少を見せたこと」でしょう。5月は「先週比で -30% 弱」のペースで新規感染者数が減少していましたが、それが10ポイント近く上昇したからです。
収束に向けたペースが上がっているのですから、悪いことではありません。
また、6月6日時点での重症者は293名と300名を下回りました。来週1週間での平均が「300人弱」は確定的であり、“以前の日常” に近づくことになるでしょう。
ちなみに、週ごとの平均感染者数・死者数・重症者数をグラフにしたものが下図です。
全体傾向として「収束」へと向かっており、“特定の1日で記録された数値” だけで大騒ぎをすることはナンセンスと言えるでしょう。(日本のマスコミだと6月5日の新規感染者数が500名超という点だけを抜き出して騒ぐと予想されるから)
正常化に向けた歩みを続けるイタリアが『実績』を理由に以前の生活を夏までに取り戻すことができるのかに注目です。