レガ・セリエAは公式サイト上で現地26日(火)に行われたリーグ総会の結果を報告いたしました。「放映権料の支払い」を求める内容が強調されていますが、「第25節の未消化分」から再開させるシナリオが出ていることが特筆事項と言えるでしょう。
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2019/20 シーズンのセリエAは新型コロナウイルスがイタリア国内で猛威を振るったため、全チームが第27節以降は未消化。8チームが第25節の未消化試合(= 全4試合)を抱えている状況にあります。
セリエAは「6月13日(土)からの再開」を目指しているのですが、イタリア政府の制限は「6月13日まで有効」となっており、「13日(の週末)からの一斉再開」は難しい状況です。
だから、第25節の未消化分から再開するシナリオが出ているのでしょう。
未消化分は4試合ですから、制限が解除される14日(日)だけで消化可能です。“落とし所” として現実的であり、リーグ側が考える再開案を政府が承認するかがポイントになります。
なお、ユベントスの場合は6月20日か21日のどちらかが「再開初日」となるでしょう。第27節はアウェイのボローニャ戦であり、ユベントスの注目度を考えると(最初は)ナイトマッチが有力です。
レガ・セリエAが求める「放映権料の支払い」ですが、リーグ戦を再開させた上で高視聴率を記録した方がリーグ側は強気に出ることが可能です。
ただ、すでにブンデスリーガが再開済みですから、セリエA側は何らかの譲歩は避けられないと思われます。
経営面に大きな影響を与えるだけにどのような結末を迎えるのかに注目です。