イタリア保健局が発表しているイタリア国内における新型コロナウイルスの新規感染確認者などをグラフ化しました。なお、4月26日から5月2日までの1週間でも主要項目の数値は減少が続いています。
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4月26日〜5月2日 (7日間平均) |
4月19〜25日 (7日間平均) |
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新規感染者 | 1997 【-778, -28%】 |
2775 |
死亡者 | 332 【-119, -26.4%】 |
451 |
集中治療室 | 1777 【-590, -24.9%】 |
2367 |
1日あたりの死者数は下がったとは言え、まだ300人台の状況です。日本国内とは「1桁違う死者数で推移中」ですが、減少傾向が保たれている点はポジティブな要素です。
また、集中治療室の患者数も引き続き減少中です。現地5月2日の発表分では1539名ですから、1週間後には1000人前後にまで減少していることが期待できるでしょう。
イタリアでは現地5月4日(月)からロックダウンが段階的に解除されることが決定しています。仮に “第2波” が襲ったとしても、発症まで平均5日の潜伏期間がありますから、数値に現れるのは「11日以降」になるはずです。
「どの分野なら解除しても問題にならないのか」を判断する上での貴重な生データをイタリアが提供することになるでしょう。今後の数値がどのように推移するのかに注目です。