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UEFA と ECA (欧州クラブ協会)が「リーグ戦の打ち切りは時期尚早」との書簡を加盟協会およびクラブに送付

 スカイ・イタリア』によりますと、ベルギーリーグが「今季打ち切り」に向けて本格的に動いていることを受けた UEFA と ECA が時期尚早との書簡を送付したとのことです。ただ、新シーズン開幕時までの今季の残り試合を消化するのは非現実的なため、足並みは乱れるでしょう。

画像:UEFA と ECA が送付した書簡
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 まず、ベルギーリーグは「レギュラーシーズン+プレーオフ」でシーズン王者を決定する方式です。

  • レギュラーシーズンの上位6チームが『プレーオフ1』に進出
  • 『プレーオフ1』は全チームが総当たりのホーム&アウェイで対戦
  • 最終順位は『レギュラーシーズンでの獲得勝点の半分』と『プレーオフ1での獲得勝点』の合計値で決定

 今季は「レギュラーシーズン残り1試合」の状況でクラブ・ブルッヘが2位に勝点差15を付けており、打ち切りを選択しても国内から異論が噴出する状況にはありませんでした。(ベルギー勢は CL のストレートインは1枠、2位は予選3回戦)

 ベルギーでは厚労省が4月2日に発表したデータで828名が新型コロナウイルスによって亡くなっています。

 人口100万人あたりの死者数は72人(日本は0.48人)という状況ですから、「6月末までの再開は非現実的」と考えた動きが出ることは理解できることでしょう。

 

 イタリアなどの UEFA ランキング上位国は「本戦へのストレートイン」ができるため、7月・8月に 2019/20 シーズンの残り試合をすることは可能です。

 しかし、予選1回戦から参加する必要がある国は「7月・8月は CL や EL の予選期間」です。この期間に「2019/20 シーズンのリーグ戦」と「(2019/20 シーズンの結果に基づく)2020/21 シーズンの予選」を両立させることは現実的でないため、別の解決策を模索する必要があるでしょう。

 個人的には「2020年冬に 2019/20 シーズンを終了させる夏秋制」を導入し、カタールW杯までは『春秋制』で行くべきと思います。ただ、会計上の問題があるため、UEFA が最終的にどのような決断を下すのかに注目です。