ユベントスは公式サイト上で現地3月4日(水)に予定されていた 2019/20 コッパ・イタリア準決勝ミラン戦が延期になったと発表いたしました。なお、代替日などは4日以降の行政判断を待つ形となります。
今回、試合開催に「待った」をかけたのはトリノ県です。
- イタリア(= ジュゼッペ・コンテ首相)
- ピエモンテ州
- トリノ県(現在の法制上は大都市圏)
- トリノ市(= コムーネ)
- トリノ県(現在の法制上は大都市圏)
- ロンバルディア州
- ピエモンテ州
イタリアではコンテ首相が閣僚令(= D.P.C.M.)に署名する形で新型コロナウイルスに対する措置を講じており、ピエモンテ州は「ミラノのあるロンバルディア州などの在住者を除き、観客を入れた開催は可能」という状況でした。
ただ、トリノ県知事が「販売済みのチケット所有者(がロンバルディア州の在住者か)を見分けるのは困難であり、感染拡大の懸念がある」との理由で行政命令を3月3日(火)に発令。
4日に予定されていたコッパ・イタリア準決勝は延期となりました。
イタリア国内での(新型コロナウイルスによる)死者・重症者は “上昇カーブ” を描いていますから、患者数が50名ほどで横ばいのピエモンテ州にある自治体が懸念を示すのは理解できます。
また、この決定によってガゼッタ紙などが指摘していた『イタリア・ダービー(= 第26節インテル戦)の3月9日開催説』は実質的に潰えたでしょう。
インテルもミラノを本拠地とするため、チケット所有者にはロンバルディア州在住者が多くいます。少なくともロンバルディア州での感染拡大のペースが緩まない限り、トリノ県知事は懸念を示し続けると考えられるからです。
おそらく、3月23日からの国際Aマッチデー期間までは日程変更が連発する形になるでしょう。新型コロナの騒動が収束する兆しが見えるのかに注目です。