『スカイ・イタリア』や『トゥット・スポルト』によりますと、カリアリがピアツァ選手の獲得に本腰を入れているとのことです。ただ、出場機会が得られるかは不透明であるため、移籍が実現するかは流動的と言わざるを得ないでしょう。
先日のコッパ・イタリア5回戦ウディネーゼ戦で実戦復帰したピアツァ選手は1995年5月生まれの24歳。昨季に左ひざ前十字靭帯を断裂したため、出場機会に恵まれていない状況にありました。
ピアツァ選手が「今季後半戦で継続した出場機会を求めていること」は周知の事実であり、カリアリが選手の獲得に興味を示したのでしょう。
カリアリが獲得に興味を示した理由は「直近のリーグ戦5試合が1分4敗」と完全にブレーキがかかってしまっていることが大きな要因です。したがって、攻撃陣のテコ入れが期待できるピアツァ選手の獲得に乗り出す動機が存在する状況にあります。
しかし、ネックとなるのはカリアリのチーム事情です。カリアリを率いるマラン監督が採用するのは今のユベントスと同じ 4-3-1-2 です。
ピアツァ選手は本職がウィングですから、4-3-1-2 では「トップ下」か「セカンドトップ」がポジションとなります。ただ、カリアリのトップ下はナインゴラン選手がいますし、セカンドトップは今季13得点のJ・ペドロ選手が君臨しています。
試合中に 4-3-3 に変更する場面でもナインゴラン選手が右ウィングに流れている状況ですから、ピアツァ選手が期待する出場時間が得られるかを見通すことは困難です。そのため、移籍交渉はどちらにも転がる可能性があると言えるでしょう。
実質的に「チーム唯一の右利きのウイング」と化しているピアツァ選手の処遇をどうするのか。フロント陣の決断内容に注目です。