ユベントスのパラティーチ CFO がセリエA第19節ローマ戦を前に『スカイ・イタリア』の取材に応じ、移籍市場に関する発言をしていましたので紹介いたします。
ファビオ・パラティーチ CFO:
「私達は競争力のある選手層を持っていると思います。批評家が私達は多くの選手を抱えて過ぎていると述べていますから、私達がさらに選手を獲得するのは難しいでしょう。
ピアツァの状況は評価中です。なぜなら、プレーする必要があるからです。彼は負傷で長期間の停止を余儀なくされましたが、技術的な観点から興味深いオファーがなければ留まることも視野に入れています。
ルガーニは現時点では動きません。私達はキエッリーニの状態を見なければならないですし、ルガーニは重要な選手であり、私達とともに100試合以上プレーしています。毎年 50% 以上の試合でプレーしていることを見落としていますし、ゴシップ紙のターゲットになっていないから過小評価されているのでしょう。
デ・リフトが19歳であることを忘れないようにしましょう。強大なプレッシャーがある中で彼は非常に良いスタートを切りましたし、私達は非常にハッピーです。彼は息を止めているだけですし、すぐに戻ってくるでしょう。
スクデット争いにはラツィオも含まれていますし、これを機に祝福する必要があります。インテルは夏にルカク、バレッラ、センシ、サンチェスを補強しています。さらなる到着があっても驚きはありません」
突っ込みどころが満載なインタビューと言わざるを得ないでしょう。
余剰人員を抱えることは問題ではありません。しかし、選手の人件費で経営に支障が出ている中で余剰戦力を抱えているから批判されるのです。社債や増資と金融テクニックを使った上での経営状況という前提を見落としてはなりません。
ピアツァ選手の状況は後手に回っています。プリマベーラでの起用すらなかった選手の獲得に二の足を踏むチームが出るのは当然です。コッパ・イタリアでの起用を見送れば、オファーがなくてチームに留まるという “不幸” が起きる可能性は否定できないでしょう。
一方で交渉が進展していなかったことで CB の人材不足は回避できる見込みが出ました。デミラル選手が重傷だった場合、ルガーニ選手を残していたことがプラスに作用するからです。
これまでは「キエッリーニ選手の回復状況次第」でしたが、現状は「デミラル選手の怪我の程度」が優先事項となります。ベナティア選手のように反旗を翻されると目も当てられない事態となってしまうため、起用方法によって誠意を示す必要があると考えられます。
デミラル選手の長期離脱はチームの守備が崩壊する大きな原因になる可能性が高いだけに負傷がどの程度なのかが気になるところです。まずはクラブから発表される情報の内容に注目です。