ユベントスは公式サイト上でコカ・コーラ社とオフィシャル・パートナー契約を締結したと発表いたしました。複数年契約が締結されたと思われますが、契約期間に対する言及はありません。
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世界的な飲料メーカーであるコカ・コーラはサッカー界でのスポンサー活動に積極的で FIFA W杯や UEFA 欧州選手権などでオフィシャル・スポンサーを務めています。
今回、コカ・コーラとユベントスは独占的なパートナーシップ協定を締結し、イベントやデジタルプランを通してファンへの普及を図るとのこと。また、アリアンツ・スタジアムでのバー、ラウンジ、ホスピタリティーエリアなどでの提供も含まれているとのことです。
コカ・コーラとしては「テコ入れ策」の一環という側面が強いと思われます。と言うのもコカ・コーラ社の主力商品である炭酸飲料は「肥満を促進する原因」として “吊るし上げ” を受けており、先進国市場は「頭打ち＋逆風」の状態です。
一方でユベントスは親会社である EXOR の「経済的な成長の余地が残るアジア圏への進出のツール」との意向が色濃く出ることが予想されるため、コカ・コーラ社が歩調を合わせたとしても不思議ではありません。
ただ、広告塔となる所属選手が炭酸飲料を飲む機会が少ない事実をどう評価しているのかが気になるところです。世界トップレベルに位置するアスリートで炭酸飲料を（競技中などに）飲むのは自転車ロードレース選手ぐらいだからです。
ユベントスにとってコカ・コーラ社はクラブの収益を増加させる貴重なスポンサーです。上手くコラボレーションすることで両者のブランドイメージを高めるとともに、ピッチ上の成績でスポンサーになった分の価値を還元することができるのかに注目です。
