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ゴール裏のウルトラス排除に乗り出したユベントス、バナー撤去とスチュワード投入でイングランド型へと舵を切る

 アリアンツ・スタジアムのゴール裏(= 南スタンド)に陣取るウルトラスのリーダー格が逮捕・拘束された件で、スタジアムの状況に変化が生じています。バナーが撤去され、警備員が動員されたことでイングランドのような雰囲気になりつつあると言えるでしょう。

画像:2019/20 セリエA第4節ベローナ戦の南スタンド
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 従来のアリアンツ・スタジアムは以下のような状況でした。

画像:2019/20セリエA第2節ナポリ戦の南スタンド

 「2階席の最前列」と写真からの確認しにくいのですが「1階席とピッチを隔てる壁」にウルトラスのバナーが掲示されていました。これらが完全に撤去され、ウルトラスが振っていた旗の提示も禁止。

 その上でスチュワード(≒ 警備員)がゴール裏の南スタンドに投入されました。これまでは “治外法権” という状況でしたから、大きな変化が生じたと言えるでしょう。

 

 そのため、今後は「イングランド・プレミアリーグのスタジアム」が基準になると考えられます。

 バナーの掲示は容認されるでしょうが、内容には検閲が入るはずです。ウルトラスのシンボルが描かれたものは没収対象になる一方、個々の選手が描かれたものは展示が許されると思われます。

 スタジアムでチャントを歌っているウルトラスが締め出される形となったのですから、雰囲気にも変化が生じることでしょう。

 ゴール裏が結託して差別チャントを発することが多焦点監視カメラの導入で難しくなっており、この点もプラスに作用することが期待されます。

 

 スタジアム環境に変化が生じたことでチームのパフォーマンスにどのような影響が出るのかにも注目です。