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ユベントスの主要ウルトラスのリーダー12名が当局に逮捕される

 スカイ・イタリア』などが「ユベントスの主要ウルトラスのリーダー格12名が検察当局によって一斉逮捕された」と報じています。調査の発端はユベントスからの通報で、調査は1年以上に及んでいたとのことです。

画像:トゥット・スポルトの一面(2019年9月17日付)
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 逮捕者を出したウルトラスは「Drughi(ドゥルキ)」や「Viking(バイキング)」などのリーダーで、アリアンツ・スタジアムの南スタンドに陣取る集団です。

 ユベントスとウルトラスとの関係が “決定的に悪化” の一途を辿り始めたのは 2017/18 シーズン終了後で、クラブがチケット供与などで便宜を図っていたことを打ち切ったことが発端でした。

 ウルトラスは「チケットの転売」や「模造品の販売」などで活動資金を得ており、クラブにとっては収益を悪化させる迷惑な存在です。そのため、収益力の強化に本腰を入れるユベントスが厳しい姿勢に出るのは当然と言えるでしょう。

 

 今回、主要ウルトラスのリーダー12名が逮捕された発端は「ユベントスからの苦情」であり、逮捕容疑は犯罪陰謀・強要・マネーロンダリング・暴力と様々な犯罪内容が含まれています。

 無料のチケットやドリンク、クラブ主催のパーティーへの招待を要求し、それが拒否されると人種差別的チャントによる “報復” に出ていたことが明るみに出ました。このような事実があれば、クラブが排除に乗り出すことは当然です。

 今季開幕前に「スタジアム内の監視体制が更新された」と発表されたことも、不届き者と化しつつあるウルトラスに「覚悟はできているんだろうな」と言う意味合いもあったのでしょう。

 

 ちなみに、該当のウルトラスなどは「クルヴァ・スッドは死んだ」などとのバナーを張り出していましたが、イタリア国内は「良くやった」とユベントスに好意的です。

 ウルトラスは応援をボイコットすることで抗議の意を示すでしょうから、次回ホームで行われるセリエA第4節ベローナ戦はスタジアムが静かになることが予想されます。ユベントスがピッチ外での騒動を気にせずに結果を残すことができるのかに注目です。