ドイツ代表に参加中のエムレ・ジャン選手が囲み取材で「チャンピオンズリーグの登録外はショック」と不満を公言したと『ビルト』が報じています。発言の内容が事実なら、フロント陣の対応は批判にさらされるべきでしょう。
エムレ・ジャン選手:
「(チャンピオンズリーグの登録外は)大きなショックです。メンバーから外れるとの知らせは火曜日にサッリから電話で知らされました。会話は1分にも満たず、理由は告げられませんでした。
登録外は私を怒らせ、動揺させるものです。ドイツ代表から戻った後にクラブと会談し、結論を下すことになるでしょう。
怒りの理由?私は先週クラブと話し、いくつかの約束をしていたからです。いくつかのオファーを受けていましたし、PSG もその中にありました。ですが、私はユベントスに留まる決断をしたのです。
チャンピオンズリーグ(のメンバー)にいることを条件に」
この “暴露” が事実なら、ユベントスのフロント陣を擁護することは不可能です。「CL のメンバー入り」を「獲得オファー固辞」との交換条件にしておきながら、一方的に反故にしたのです。
エムレ・ジャン選手が不満分子と化すことは当然ですし、冬の移籍市場で「契約解除に近い状態での退団」を要求されても文句は言えません。
サッリ監督の求めるスタンスにエムレ・ジャン選手が適応できていないのはプレシーズン・マッチで露呈していました。
PSG から獲得オファーが本当にあったなら、「余剰人員の削減」と「会計上の収支改善」の2点からオファーに応じるべきだったと言わざるを得ないでしょう。
内紛の口火が切って落とされつつある中で原因を作ったユベントスのフロント陣がどのように対処するのかに注目です。