ユベントスは公式ツイッター上でカリアリからハン・グァンソン選手を獲得したと発表いたしました。なお、ニコルッシ選手が1年間の期限付き移籍でペルージャに移籍しています。
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■ ハン・グァンソンの売り時を逃したカリアリ
北朝鮮出身のハン・グァンソン選手は1998年9月生まれの20歳。カリアリの下部組織で育成された FW です。注目されたのは 2017/18 シーズン前半戦にペルージャ(セリエB)で7得点3アシストの活躍を見せた時でしょう。
この活躍を見たユベントスが2018年1月の移籍市場で獲得に動くもカリアリが強気の姿勢を崩さず、交渉は決裂しました。その後の成績を見ると、交渉を見送ったユベントスが賭けに勝ったと言えるはずです。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2017/18 (B:ペルージャ A:カリアリ) |
セリエB | 17 (15) | 7 (3) | 1170' |
イタリア杯 | 2 (1) | 0 | 86' | |
セリエA | 7 (3) | (1) | 276' | |
合計 | 26 (19) | 7 (4) | 1532' | |
2018/19 (ペルージャ) |
セリエB | 19 (10) | 4 (2) | 1012' |
プレーオフ | 1 | 0 | 48' | |
合計 | 20 (10) | 4 (2) | 1060' |
なお、「ユベントスがハン・グァンソンを完全移籍で獲得した」と報じる日本のサッカー・メディアがありますが、これらはすべて間違いです。
ユベントスはカリアリからハン・グァンソン選手を「買取義務が付随した2年間の期限付き移籍」で獲得しているからです。移籍金として噂される500万ユーロは2年後から支払いが行われる場合の値段と言えるでしょう。
■ ペルージャで研鑽を積むことになったニコルッシ
一方でニコルッシ選手(19歳)がペルージャでセリエBの舞台に挑戦することになりました。こちらは良い成長曲線を描いています。
- 2018/19シーズン
- 前半戦: プリマベーラ(= U-19)でプレー
- 2019年2月〜3月: Bチーム(= セリエC)で主力
- 2019年3月以降: トップチームに帯同。3試合(54分)出場
Bチームで通用することは昨シーズンに証明しましたから、「セリエBで昇格争いをするペルージャで安定した出場機会を得ることができるか」がニコルッシ選手の課題となるでしょう。
ニコルッシ選手がセリエBの舞台ででも成長曲線を描き続けることができるのかに注目です。