『トゥット・スポルト』によりますと、右ひざ前十字靭帯を負傷したキエッリーニ選手が長期離脱することに見舞われたユベントスが緊急補強の対象としてボアテング選手などを考えているとのことです。今のフロント陣なら動く可能性はあると言えるでしょう。
ユベントスは8月30日の練習中にキエッリーニ選手が右ひざ前十字靭帯を損傷。近日中に手術が行われる予定であることが発表されています。
復帰時期に対するクラブからの言及はありませんが、トップコンディションに戻るまでは少なくとも半年は要することになるでしょう。そのため、「緊急補強に乗り出すのではないか?」との観測が出ているのです。
名前が出ているのはバイエルンに所属するジェローム・ボアテング選手です。
- バイエルンで主力 CB を務めた実力者
- 30歳であり、数年はレギュラーとして期待できる
- 今季は序列4番手となっており、獲得の可能性がある
ユベントスがボアテング選手の獲得に興味を示す理由は上述のものでしょう。2500万ユーロ前後での獲得が可能と見込める上、バイエルン側が放出を強く拒む理由もないからです。
ただ、ボアテング選手を緊急補強で獲得した場合、複数の懸念があることも事実です。
1つは「デ・リフト選手など既存 CB の出場機会を奪うこと」で、もう1つは「ボアテング選手がセリエAやチームに適応できるのか」という点です。
デ・リフト選手のように “ガス欠” を起こす恐れのある選手に大金を投入する意義を見出すことは難しいと思われます。そのため、買取オプションが付随する期限付き移籍をバイエルンが認めるかが大きな鍵になります。
ユベントスの現フロント陣がボアテング選手の駆け込み補強に動いたとしても驚きはありません。エムレ・ジャン選手をバイエルンに放出し、代わりに「ボアテング+金銭」を得る交渉に乗り出している可能性は十分にあるでしょう。
今夏の移籍市場最終日にユベントスがどのような動きをするのかに注目です。