『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがダニエレ・トニャッチーニ(Daniele Tognaccini)氏をサッリ監督のスタッフに招くとのことです。トニャッチーニ氏は『ミラン・ラボ』の責任者を長く担っており、驚きの補強と言えるでしょう。
ミランは2002年に『ミラン・ラボ』を設立し、生化学やメンタルなど様々なデータを蓄積。これをチームに活用していました。
トニャッチーニ氏は『ミラン・ラボ』の発足時から関わり、責任者を長らく務めていたのですが、2018年夏に離れています。理由は「ミランがラボを重要視しなくなったこと」が決め手になったと言えるでしょう。
フリーになったトニャッチーニ氏が『コリエレ・デッラ・セーラ』に語っているからです。
なぜ、ユベントスがトニャッチーニ氏を招聘するのかと言いますと、サッリ監督が “データ” を欲しているからです。
サッリ監督と会うたびに「情報が欲しい」と打診していたことをトニャッチーニ氏はインタビューで述べています。また、「チェルシーで仕事をしよう」と誘われていたことも回想しており、サッリ監督が再オファーを出しても不思議ではありません。
ユベントスは筋肉系の問題で負傷離脱が相次いだ経緯があります。クラウディオ・リゴ氏をクラブ・ドクターに招聘したことで一定の成果を手にしましたが、データ面を収集して負傷のリスクを減らすアプローチを採ることは合理的と言えます。
サッリ監督と同郷のトニャッチーニ氏がユベントスに活躍の場を移し、選手のパフォーマンス水準を引き上げる仕事をすることになるのかに注目です。