『スカイ・イタリア』によりますと、イグアイン選手の兄で代理人を務めるニコラス・イグアイン氏が『ラジオ・マルテ』に「ゴンサロがイタリアでプレーするならユベントスだけ」と述べたとのことです。イタリア国内でのトレードが難しくなったと言えるでしょう。

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ニコラス・イグアイン氏:
「ゴンサロと私はもしイタリアに戻ってプレーするなら、ユベントスだけでプレーすると決めました。リベールへの移籍は時期尚早だと思います。
ゴンサロは31歳ですし、私はバカンスでゴンサロがエネルギーを再補充し、ユベントスで生き残れると確信しています。彼はまだ違いを生み出せる存在です」
この発言は予想の範囲内でしょう。ナポリからユベントスに加入した時点でイグアイン選手の推定年俸は「リーグ最高額」でしたし、これを自発的に引き下げる必要性が選手側には存在しないからです。
クラブ側には「選手を干す」という報復手段が存在しますが、持久戦に持ち込まれると FFP の関係で痛手を負うのは「クラブの財政」です。
イグアイン選手の場合は「3600万ユーロの減価償却」と「推定年俸750万ユーロ」があるのですから、下手に扱うことはできないと言えるでしょう。
ただ、マンジュキッチ選手もイグアイン選手と同じく2021年までの契約を有しています。そのため、どちらかの選手を選ばなければならない状況になる可能性は十分にあると考えられます。
飽和状態にある FW 陣をどのように整理するのか。ユベントスのフロント陣がどう対処するのかに注目です。