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Bチーム:新監督の候補としてアビスパ前監督のファビオ・ペッキア氏の名前も出る

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』がセリエBおよびセリエCで 2019/20 シーズンに指揮をする監督の現時点での予想を記事にしていましたので紹介いたします。ユベントス・Bチーム(= U-23)はファビオ・ペッキア氏の名前が出ています。

画像:ファビオ・ペッキア氏
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■ ペッキア氏の名前が出ている理由

 ペッキア氏の名前が出ている理由は「フィリッポ・フスコ氏の存在があるから」でしょう。ユベントスで U-23 以下を担当するディレクターとして働いているフスコ氏はエラス・ベローナでペッキア氏と仕事をしていました。

 ペッキア氏が「ポゼッション志向」を持っていることから、「フスコ育成ディレクターがペッキア氏を U-23 の新監督に推薦している」という可能性は十分にあると考えられます。

 ただ、監督人事の決定権を持つのはフェデリコ・チェルビーニ氏です。(だからジロネッリ監督もチェルビーニ氏への感謝の言葉を手紙に書いている)

 アンドレア・ピルロ氏の名前も出ていますが、監督経験という点ではペッキア氏に「一日の長」があると言えるでしょう。

 

■ ペッキア氏に「ユベントス・Bチームを率いる理由」がない訳ではない

 セリエCに位置するユベントス・Bチームの指揮官にセリエAで戦った経験を持つ監督が就任する動機は少ないでしょう。なぜなら、報酬面などでの魅力が乏しいからです。

 しかし、Bチームならでは魅力があることも事実です。それは「トップチームの監督による非公開練習の内容を知ることができる」というものです。

 ビッグクラブの練習は原則非公開であり、自らが志向するスタイルで結果を残している監督の練習内容や目的を知ることは基本的に不可能です。

 ところが、「Bチームの監督」は別枠です。クラブ内部の人間ですし、トップチームとの連動性を持たせるために指導方針を一貫させる必要があります。そのため、就任を考える監督がいても不思議ではないのです。

 

■ エリック・テン・ハフ監督(アヤックス)の前例

 本人の意志でBチームの監督に就任した前例は既に存在します。代表例はアヤックスを率いるエリック・テン・ハフ監督です。

 テン・ハフ監督はゴー・アヘッド・イーグルス(オランダ)の監督を務めていたものの、バイエルンⅡの監督に転職。当時トップチームを率いていたグアルディオラ監督の下で指導方針に磨きをかけました。その後、ユトレヒト(オランダ)に戻り、2017年12月末からアヤックスを率いています。

 こうした成功例がありますから、ユベントスのトップチームを率いる監督によってはペッキア氏がBチームを率いる理由にはなり得ると言えるでしょう。

 Bチームの監督人事の行方にも注目です。