『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスがイグアイン選手とザニオーロ選手(ローマ)の交換トレードを画策しているとのことです。これはローマ側の意向次第と言えるでしょう。
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■ ユベントスは得をするトレード
ユベントスは今後2年でイグアイン選手の獲得に費やした移籍金の減価償却をしなければなりません。残り3600万ユーロなのですが、これが「移籍金」になるでしょう。
もちろん、「ローマが3600万ユーロの移籍金を支払ってイグアイン選手を獲得する」がユベントスにとっては理想的なシナリオです。
しかし、財政的に厳しいローマが巨額を移籍金を費やす可能性は極めて低い状況です。ただ、「交換トレード」であれば可能性は残ります。
昨夏にユベントスとミランの間で「カルダーラ選手とボヌッチ選手のトレード」が行われたように、ユベントスとローマの間で『交換トレード』が行われる可能性はゼロではないと言えるでしょう。
■ ローマの状況
肝心のローマが置かれている現状は以下のとおりです。
- ジェコ選手とシック選手に退団の可能性がある
- ジェコ選手:コンテ監督が就任したインテルからの関心
- シック選手:実力が疑問視+ミランからの関心(ジャンパオロ監督が就任した場合)
- 監督によってはザニオーロ選手の序列が高くない
- 最も輝くのはトップ下だが、4-3-3 ではポジションがない
- 中盤ではペッレグリーニ(22)、クリスタンテ(24)の方が序列が上
状況によっては「交換トレードの打診に応じる可能性がある」と言えますので、移籍の噂が出ているのでしょう。ただ、すべては「ローマの後任監督次第」です。
ラニエリ監督が途中就任した後、ザニオーロ選手は出場時間を大きく減らしました。しかし、ディ・フランチェスコ監督のようにザニオーロ選手を重宝する指揮官であれば、トレードの打診に応じる必要がなくなるからです。
ユベントスのフロント陣が人員整理の必要がある FW 陣を上手く再編することができるのかに注目です。