2018/19 プリマベーラ第30節が行われ、ホームでナポリと対戦したユベントスはフレデリクセン選手のゴールを皮切りに 4-0 で勝利しました。ただ、プレーオフ圏には勝点1届かず、今季終了となりました。
試合に出場時間したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シアーノ |
DF | 2: ローザ(→ 23' st. : フランコフォンテ) 5: カペッリーニ(→ 23' st. : バンデイラ) 4: ブラセンコ 3: アンツォリン |
MF | 8: モッローネ (C) (→ 23' st. : レオネ) 6: マコウン 10: ファジョーリ |
FW | 7: セネ(→ 9' st. : ピネッリ) 9: マルコビッチ 11: フレデリクセン(→ 38' st. : ディ・フランチェスコ) |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。ニコルッシ選手とポルタノーバ選手がトップチームに招集された関係でマコウン選手とファジョーリ選手が先発。オリビエリ選手の代わりにマルコビッチ選手が CF に入る布陣で試合に臨みます。
試合はホームのユベントスが主導権を握る。まずは8分、マコウン選手からのパスを受けたフレデリクセン選手が左サイドから豪快な左足シュートをゴールに突き刺し、ユベントスが1点を先制する。
26分にはマコウン選手が右サイドに展開したボールをセネ選手が追いついてクロスを供給するが、中央で合わずにボールは逆サイドに流れてしまう。ただ、これをアンツォリン選手が回収してクロスを入れると、中央に走り込んだマコウン選手が頭で押し込み、ユベントスはリードを2点に広げる。
勢いに乗ったユベントスは30分にナポリ守備陣に高い位置からプレッシャーをかけてファジョーリ選手がボール奪取に成功。ドリブルでエリア内に侵入して右足シュートを決め、リードを3点差に広げて前半を折り返す。
一方、反撃に出たいナポリだったが、前半35分に2枚替えを敢行する荒療治を行うものの効果が現れずに時間だけが経過する事態となってしまう。
3点のリードを得たユベントスは後半はリスク管理を念頭に置いたため、決定機は前半ほど作ることができない。それでも90分にバックパスの蹴り出しに失敗したナポリ GK のミスをマルコビッチ選手が突き、決定的な4点目を奪うことに成功。
結局、試合は 4-0 で終了し、ユベントスが勝点3を積み重ねることになった。
なお、試合後にバルディーニ監督は次のようにコメントしています。
フランチェスコ・バルディーニ監督:
「選手たちに感謝しなければなりません。なぜなら、私を楽しませるために戻って来てくれたからです。
私にとっても、選手たちにとってもシーズンの出来は完全にポジティブなものです。新しい経験でしたし、美しいものでした。私達は共に成長したと思います」
ユベントス・プリマベーラの 2018/19 シーズンはリーグ8位で終えることとなりました。成績は11勝9分10敗の勝点42で、プレーオフ圏内6位で終えたキエーボの勝点は43でした。
3月・4月に行われたカンピオナートで3分3敗とスランプに陥ってしまったことが結果的に重く響いたと言えるでしょう。
一方、ポジティブな要因としては「シーズン前半戦に見せたポゼッションスタイル」と「UEFA ユースリーグでのグループ突破」の2点が挙げられます。これらの点をユベントスのフロント陣がどう評価するのかが注目点です。
チームとしてのリーグ戦の成績は例年よりも低かったことは事実ですが、有望株の選手は個別に光ったシーズンと言えるでしょう。来季も育成機関としてプリマベーラが良い形で機能するのかに注目です。