『トゥット・スポルト』によりますと、発足2シーズン目を迎えるユベントス・Bチームの指揮官にアンドレア・ピルロ氏が浮上しているとのことです。Bチームが機能しているスペインを参考にした人選候補と言えるでしょう。
2018/19 シーズンに発足したユベントス・Bチーム(= U-23)はマウロ・ジロネッリ監督が率いていますが、契約は今季で満了します。現時点でユベントス側が契約延長を打診する可能性は低いと見られており、後任人事が噂されている状況です。
そのため、後任の最右翼として名前が出ているのはアンドレア・ピルロ氏。2011年夏にミランからユベントスに加入し、2015年夏にニューヨーク・シティへ移籍するまで3シーズンに渡ってユベントスでプレーしました。
監督ライセンスも有していますので、「就任の可能性はある」と言えるでしょう。
ピルロ氏は「指導者」を務めることに前向きです。ユベントスがオファーを出せば、快諾する可能性は十分にあります。
ただ、現在は『スカイ・イタリア』で解説者を務めており、これが理由でイタリア代表のスタッフ入りが頓挫しています。したがって、ユベントスからの就任打診だけでは「ピルロ監督」は実現しないこともあり得るでしょう。
また、Bチームは発足2年目でチームの骨格が固まり切っていません。この状況で “監督1年生” のピルロ新監督に「躍進」を期待するのは酷なことですし、悩ましい点でもあります。
Bチームに求められる 2019/20 シーズンの現実的な目標は「躍進に向けた基盤を整備すること」になるでしょう。ビジネスは「3年で軌道に乗せること」が目標なのですから、Bチームも同様の期待がされているはずです。
その役割を現場でピルロ氏が担うことになるのか。Bチームの監督人事にも注目です。