ユベントス・Bチーム(= U-23)が参加する 2018/19 シーズンのセリエCは残り10節となりました。昇格と降格の条件がシーズン開幕時から変更されていますので、状況を整理することにしましょう。

1:2018/19 シーズンの第28節を終えた時点での順位
未消化の試合が存在しますが、2018/19 シーズン第28節を終えた時点でのグループAの順位表は下表のとおりです。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | V・エンテッラ | 23 | 16 | 4 | 3 | 52 | +25 |
9 | ノバーラ | 27 | 8 | 14 | 5 | 38 | +12 |
10 | ポンテデーラ | 27 | 7 | 12 | 8 | 33 | -3 |
11 | ゴッツァーノ | 27 | 6 | 13 | 8 | 31 | +2 |
12 | ユーヴェB | 27 | 8 | 5 | 13 | 29 | -6 |
17 | アルツァケーナ(勝点:-1) | 27 | 6 | 1 | 20 | 18 | -30 |
18 | ルッケーゼ(勝点:-16) | 26 | 5 | 14 | 7 | 13 | +1 |
19 | クーネオ(勝点:-23) | 26 | 8 | 10 | 8 | 11 | -5 |
グループAは20チームで始まったものの、プロ・ピアチェンツァがリーグから追放され、現在は19チームとなっています。なお、プロ・ピアチェンツァ戦の扱いは『抹消』になったため、全チームが「36試合で獲得した勝点で順位が決まる」ことになります。
ユベントスは第19節プロ・ピアチェンツァ戦が「没収試合(= ユベントスが 3-0 の勝利)」となっていたのですが、これが『抹消』されることになりました。そのため、9勝ではなく8勝になりました。
ちなみに、クーネオがプロ・ピアチェンツァを 20-0 で下した試合も “抹消” され、公式戦の記録としては「存在しない試合」となっています。
2:2018/19 シーズンのセリエCからの昇格
ユベントス・Bチームも昇格・降格の可能性がありますので、昇格や降格の対象となるチーム数を確認することにしましょう。こちらもシーズン開幕時とは状況が変わっています。
- 2018/19 シーズン:59チーム
- グループA・B:20チーム
- グループC:19チーム
- 2019/20 シーズンからセリエCに参入:13チーム
- セリエDからの昇格組:9チーム
- 2018/19 シーズンを以ってセリエCを離脱:12チーム
- セリエBに昇格:(4 → )5チーム
- セリエDに降格:(9 → )7チーム
- グループA・B・C:20チーム
各グループ1位はセリエBにストレートインができますが、ユベントス・Bチームが所属するグループAはV・エンテッラが首位で終えることが濃厚です。そのため、セリエB昇格を目指すには10位以内でシーズンを終え、プレーオフを勝ち抜くことが求められます。
現在10位に付けるゴッツァーノとは勝点差は4です。9位のノバーラとは勝点差は9という状況です。連勝できればプレーオフ圏内に入ることは可能ですので、ここからが踏ん張りどころと言えるでしょう。
2018/19 シーズンのセリエCからの降格
今季セリエCからセリエDに降格するのは7チームと決定しており、決定方法は次のとおりです。
- グループA:2.5枠
- グループ最下位(20位):プロ・ピアチェンツァ
- 『18位のチーム』と『19位のチーム』によるプレーアウトの敗者
- 『グループBのプレーアウト勝者』とのプレーアウトの敗者
- グループB:2.5枠
- グループ最下位(20位)
- 『18位のチーム』と『19位のチーム』によるプレーアウトの敗者
- 『グループAのプレーアウト勝者』とのプレーアウトの敗者
- グループC:2枠
- グループ最下位(19位):マテーラ
- 『17位のチーム』と『18位のチーム』によるプレーアウトの敗者
当初は9チームが降格する予定でしたので、各グループともに「下位5チームが降格圏」という状況でした。それが7チームに変更されたため、上記のように変更されたのです。
ユベントス・Bチームが属するグループAはプロ・ピアチェンツァの降格が決定。ルッケーゼとクーネオがプレーアウトで降格2枠目を争い、勝者はグループBのプレーアウト勝者とプレーアウト2回戦で降格7チーム目を決めるという方式です。
降格圏とは勝点16の差がありますので、残留は問題ないと言えるでしょう。
Bチームが残りの10試合でセリエBの昇格プレーオフ圏内に浮上する結果を残すことができるのかに注目です。