FIFA は公式サイト上で「チェルシーが18歳未満の選手を国際移籍で獲得した際に違反があった」との理由で今後2度の移籍市場での補強を禁じる決定が規律委員会が下したと発表いたしました。ユベントスにとっても思わぬ痛手と言えるでしょう。
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発表された内容によりますと、チェルシーは29選手を FIFA の規約第19条に反する形で獲得していたとのこと。この違反により、チェルシーには今後2度の移籍市場(2019年夏と2020年1月)での新たな選手の獲得を禁じる処分が下されています。
この FIFA のチェルシーに対する処分はユベントスにも “飛び火” することになりました。なぜなら、イグアイン選手が「2019年夏までの期限付き移籍」という形でチェルシーに加入しているからです。
貸出期間を延長するにしても、「2019年夏に改めてチェルシーが(イグアイン選手を期限付き移籍の形で)獲得する」という形式となるため、制裁に抵触してしまいます。思わぬ形でトラブルが生じたと言えるでしょう。
ちなみに、チェルシーは FIFA からの処分に不満を表明し、「上訴する」との意向を示しています。仮に処分が撤回されないのであれば、スポーツ仲裁裁判所への提訴も考えられることです。
ユベントスとしては「(チェルシーが上訴したことで)処分が一時保留となっている間に、チェルシーがイグアイン選手の保有権を買い取ること」が理想と言えるでしょう。チェルシーと FIFA の争いの行方にも注目です。