2018/19 シーズンのカンピオナート第15節が行われ、アウェイでナポリと対戦したプリマベーラはニコルッシ選手のゴールで先制するも後半のアディショナルタイムに同点ゴールを許し、勝点1を分け合う結果となりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ロリア (C) |
DF | 2: バンデイラ 6: カペッリーニ 5: ゴッツィ・イウェル 3: アンツォリン |
MF | 11: ポルタノーバ(→ 22' st. 18: フランコフォンテ) 4: レオネ 7: ニコルッシ(→ 44' st. 15: モッローネ) |
FW | 10: パブロ・モレーノ(→ 22' st. 21: モンジアーロ) 9: ペトレッリ(→ 44' st. 20: マルコビッチ) 8: ファジョーリ(→ 37' st. 23: ディ・フランチェスコ) |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。前節から守備陣は CB にゴッツィ選手、アンカーにレオネ選手を先発に抜擢。攻撃陣はパブロ・モレーノ選手を先発に戻した他は前節と同じ顔ぶれで試合に臨みます。
上位争いをするチーム同士の対戦となった試合は両チームの9番が攻撃を牽引する展開となる。
ユベントスはペトレッリ選手が2分にシュートを放つも、ボールは枠の上。5分にはポルタノーバ選手にチャンスが訪れたが、シュートは相手 GK にストップされていまう。
対するナポリは13分にパルミエリ選手のシュートが枠を捉えたが、これは GK ロリア選手が好反応でセーブ。パルミエリ選手は21分にもチャンスを手にしたが、活かすことはできず。その後は両チームともに守備が機能し、前半は 0-0 で折り返すこととなる。
すると、互いに決定機を作ることができずに迎えた61分に試合は動く。
ユベントスは左サイドからのスローインをペトレッリ選手がエリア内でキープに成功。タイミング良く走り込んだニコルッシ選手へのラストパスが通ると、ニコルッシ選手は反時計回りのターンから右足で流し込み、ユベントスが1点を先制する。
試合が動いたことでナポリが攻勢を強め、両チームともにシュートを放つ展開が増える。ただ、86分のパルミエリ選手の決定的なシュートもストップされるなど、互いに決め手を欠き、試合はアディショナルタイムに突入する。
すると、92分にナポリは右 CK から1度はクリアされるも、このボールを回収し、ヴラカス選手がロングシュートを放つ。これは GK ロリア選手がストップしたが、こぼれ球をエスポージト選手がシュート。
ここもロリア選手がセーブしたものの、再度こぼれ球が発生。接触プレーで傷んだロリア選手を尻目に素早くボールを回収したパルミエリ選手が押し込み、ナポリが土壇場で同点に追いつくことに成功する。結局、試合はこのまま 1-1 で終了。両チームともに勝点1を分け合う結果となった。
なお、バルディーニ監督は試合後に次のコメントを残しています。
フランチェスコ・バルディーニ監督:
「後悔はありません。選手たちは素晴らしい試合をしたからです。この世代の選手たちにはミスをする権利と義務があるのです。
両チームともにエクセレントな内容だったと思いますし、選手たちの試合に本当に満足しています。最後の時間帯でのゴールは判断を損なったものではありません」
前節ローマ戦での反省が活かされた非常に良い内容の試合でした。それだけに後半アディショナルタイムという最後の最後で CK から同点ゴールを許してしまったことが悔やまれる部分です。
反省点をあげるなら「ヴラカス選手のロングシュートのブロックに誰も行くことができなったこと」でしょう。波状攻撃の起点となった部分へのケアを怠らないという意識付けを行う価値は UEFA ユースリーグのことを考えると、大きいと言えるからです。
プリマベーラの次戦は1月23日に行われるコッパ・プリマベーラ準々決勝フィオレンティーナ戦です。難敵とのアウェイ戦でどのようなプレーを披露することができるのかに注目です。