『スカイ・イタリア』によりますと、守備陣(= 特に CB)のテコ入れを模索するサッスオーロがカリアリのフィリッポ・ロマーニャ選手を獲得候補に上げているとのことです。ロマーニャ選手はユベントスのクラブ内育成選手の資格を有するだけに状況を見守る必要がありそうです。
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2018/19 シーズンの前半戦を終え、サッスオーロは6勝7分6敗の勝点25で11位に付けています。
総得点は30点を記録しており、この数字はインテルなどチャンピオンズリーグの出場権争いをするチームと遜色ありません。ただ、総失点が32点とリーグ・ワースト5位の数字であり、UEFA のコンペティションに参加するためには「守備陣のテコ入れ」が欠かせない状況です。
そのため、ロマーニャ選手やピサカーネ選手が獲得候補として名前が出ていると言えるでしょう。
なお、サッスオーロの CB 陣の状況は以下のとおりです。
- デ・ゼルビ監督は3バックと4バックを併用する指揮官
- CB はフェッラーリとマルロンの2名が主力で、マニャーニが3番手
- CB のレモスとペルーゾは事実上の戦力外
- 出場機会を求めるペルーゾにはカリアリやパルマが接近中
- カリアリからロマーニャかピサカーネを獲得したい思惑あり
カリアリの総失点は25点であり、CB の序列は完全には固まり切っていません。したがって、引き抜きの対象として名前が出るのは自然な流れと言えるでしょう。
ただ、ユベントスにとっては「迷惑な動き」です。なぜなら、ユベントスは「ロマーニャ選手の買い戻しオプション」を有しているはずであり、それがサッスオーロに移籍となった場合に失効となる恐れがあるからです。
『クラブ内育成選手』を安易に手放してしまうと、買い戻しを決断した際に多額の費用が必要になります。それを防ぐという意味でも、ロマーニャ選手の去就に注目です。