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Bチーム:所属するクラブ内育成選手の 2018/19 シーズン前半戦での出場状況

 ユベントス・Bチーム(= U-23)が所属するセリエCも 2018/19 シーズンの冬季中断期間を迎えています。前半戦を終えた段階ですので、Bチームに所属する “ユベントスのクラブ内育成選手” の資格を持つ選手たちの出場状況を確認することにしましょう。

画像:ユベントス・Bチーム(2018/19シーズン)

 出場状況は下表のとおりです。

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表:Bチームでの『クラブ内育成選手』の状況(セリエC)
選手名 時間 備考
GK: デル・ファベロ(20) 15 (15) 1350'
DF: ベルアット(19) 18 (16) 1311' 1A, 1G
DF: コッコロ(20) 15 (13) 1232' 1A
DF: ザナンドレア(19) 8 (8) 720'
DF: パロディ(21) 0 0' 負傷
MF: カスタノス(20) 16 (14) 1258' 1G
MF: ディ・パルド(19) 16 (11) 1102' 1G
MF: ムラトーレ(20) 18 (12) 1055' 2G, 2A
MF: L・フェルナンデス(18) 1 (1) 35' 負傷
MF: ニコルッシ(18) 1 1' U-19
FW: オリビエリ(19) ※ 15 (8) 642' 1A
FW: ポッゼボン(21) 6 43'
FW: ペトレッリ(17) 1 18' U-19
FW: ファジョーリ(17) 1 15' U-19
FW: パブロ・モレーノ(16) 1 1' U-19

 太文字で表記されている選手は「現時点でユベントスのクラブ内育成選手の条件を満たす選手」です。それ以外の選手は「現時点では満たしていないものの、今後の登録状況で資格を満たす選手」です。

 オリビエリ選手はエンポリからの期限付き移籍であり、他の選手とは立場が少し異なる状況にあります。

 

 Bチームですが、セリエCで20節を戦いました。(ただ、第19節が没収試合となったため、実際のプレー時間は1710分に留まる)

 『クラブ内育成選手』の資格を満たす選手が主力として起用される状況が続いていますので、Bチームを発足させた効果が出ていると言えるでしょう。また、「負傷による長期離脱を強いられていた選手(デル・ファベロ、ベルアット、ムラトーレ)が出場機会を確保できている」という点も見逃せません。

 主力として計算されていたパロディ選手やL・フェルナンデス選手の長期離脱は計算外でしたが、代わりにムラトーレ選手が台頭し、ザナンドレア選手も出場機会を得ています。この部分は評価されるべきことと言えるでしょう。

 

 ただ、その一方で課題がない訳ではありません。

 Bチームを発足したのであれば、「クラブが育成した若手選手にトップチームでポジション争いをする資格」を今以上に与える必要があります。ところが、プリマベーラに在籍歴のある3選手(= ケーン、ルガーニ、スピナッツォーラ)はその機会を得られているとは言いにくい状況になっています。

 このままではBチーム発足が単なる「アリバイ作り」となり、意味がなさなくなる恐れがあります。そのため、トップチームを含めた運用体制を確立させる必要があるでしょう。Bチームが若手有望株選手にとっての “成長の場” を提供し続けることができるのかに注目です。