2018/19 コッパ・プリマベーラのラウンド16が行われ、ホームでジェノアと対戦したユベントス・プリマベーラはペトレッリ選手の土壇場ゴールで延長戦に持ち込み、最後はマルコビッチ選手のゴールで 2-1 の勝利で準々決勝に進出しました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: イスラエル |
DF | 2: バンデイラ 6: ボロカ(→ 32' st. 14: ゴッツィ・イウェル) 4: マコウン 3: アンツォリン |
MF | 11: ポルタノーバ(→ 32' st. : フレデリクセン) 5: モッローネ(→ 40' st. 21: マルコビッチ) 8: フランコフォンテ(→ 21' st. : ファジョーリ) |
FW | 7: モンジアーロ(→ 21' st. 20: パブロ・モレーノ) 9: ペトレッリ 10: ニコルッシ (C) |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。週末に行われたカンピオナートからは CB の2選手と両翼ウィングの計4選手を入れ替えて一発勝負のジェノア戦に臨みます。
小雪が舞うビノーボで行われた試合は一発勝負のトーナメント戦ということもあり、両チームともに守備に細心の注意を払った入り方を見せる。
最初に決定的なシュートを放ったのはユベントス。24分にポルタノーバ選手の強烈なシュートが枠を捉えたが、相手 GK ルッソ選手がストップ。このシュートの以外は互いに決定打を欠き、前半は 0-0 で終えることとなる。
後半に入っても両チームの均衡は崩れず、時間だけが経過する。この状況でユベントスのバルディーニ監督は65分に温存していたパブロ・モレーノ選手とファジョーリ選手の投入を決断。得点を狙う姿勢を強める。
しかし、先制に成功したのはジェノア。75分にビアンキ選手が体勢を崩しながらもボールキープに成功すると、マークに付いていたボロカ選手とマコウン選手の間を強引に突破し、最後は GK イスラエル選手を交わして先制点を奪取する。
敗退の危機に立たされたユベントスは FW を投入して攻めの姿勢を強めるも、1点が遠く、アディショナルタイムに突入してしまう。
すると、92分に左サイドを突破してエリア内に侵入したアンツォリン選手が倒され、ユベントスが土壇場で PK を獲得。これをペトレッリ選手がゴール左下に決め、試合を 1-1 の振り出しに戻すことに成功する。
延長戦に持ち込んだユベントスは112分にバンデイラ選手からのクロスをマコウン選手が相手 GK と競り合った際にこぼれ球が発生。これを途中出場のマルコビッチ選手が押し込み、ユベントスが1点をリードする。
結局、このマルコビッチ選手のゴールが決勝点となり、試合は 2-1 で終了。土壇場の PK から追いつき、逆転に成功したユベントスがフィオレンティーナとの準々決勝に駒を進めることとなった。
試合後、バルディーニ監督は以下のようにコメントしています。
フランチェスコ・バルディーニ監督:
「前半はブロックされていましたが、私達は常に良い試合をしていました。ですから、不利な部分はなかったと言えるでしょう。
私達は非常に良かったですし、最高の方法で試合をコントロールしました。もちろん、ジェノアに対する称賛を抜きに語ることはできません。
私達は勝利に値したと思いますし、私はハッピーです。なぜなら、このグループはもっとできることが証明されたからです」
内容は良かったですし、失点は場面ではファールを取られて PK を献上することが頭によぎった弱気な守りをしてしまったことが原因でした。ただ、土壇場で追い付いて逆転勝利で突破したのですから、自信を得た試合になったことでしょう。
コッパ・プリマベーラの次戦は来年1月23日に開催予定の準々決勝フィオレンティーナ戦です。強豪チームとのアウェイ戦でどのようなプレーを見せられるかがポイントになります。
また、今週末の23日(日)にはカンピオナート第13節ジェノア戦が待ち構えています。コッパ・プリマベーラで敗退させられたジェノアは雪辱に燃えていることが予想されるだけに、返り討ちにできるかが注目点です。