U-21 イタリア代表に招集されているケーン選手が10月の親善試合に続き、11月のイングランド戦でもゴールを決めて結果を残しています。アッズーリへの招集も発表されましたので、良い成長曲線を描いていると言えるでしょう。
ケーン選手は2018年10月の代表戦で U-21 イタリア代表に初招集。2試合目の出場となった U-21 チュニジア代表戦で PK による初ゴールを決めていました。
11月も U-21 イタリア代表に選出されたケーン選手は15日に行われたイングランド戦に先発出場。42分にパリジーニ選手のクロスから頭で合わせ、2試合連続ゴールを決めています。
エリア内に生じたスペースを上手く突き、ゴールを決めた動きは評価されるべきと言えるでしょう。
ケーン選手がユース年代でインパクトを残していることもあり、マンチーニ監督はアッズーリ(= イタリア代表)に招集したことを発表しています。
#Mancini: “#Kean and #Mancini from the #U21s will join up with the team tomorrow ahead of the match against the #USA, while #Acerbi has been called up to replace #Romagnoli.“ pic.twitter.com/YbEQjsGm0w
— Italy (@azzurri) November 16, 2018
イタリア代表は17日にポルトガル戦、20日に親善試合アメリカ戦が控えています。ケーン選手とマンチーニ選手(アタランタ)の招集は9月に初招集されたザニオーロ選手(ローマ)と同様に「A代表に触れさせることで成長を促すこと」が目的と言えるでしょう。
また、所属クラブに対して「将来有望なイタリア人選手を積極的に起用すべき」という無言のプレッシャーにもなると考えられます。
アッズーリが復権するには「決定力のある CF」が不可欠ですが、イタリアからチャンピオンズリーグに出場するクラブの主力 CF はすべて外国人選手となっています。
ケーン選手がこの状況にピリオドを打つことができる成長を見せることができるのか。出場機会を求めて冬に移籍市場での退団も噂されるだけに、年末に向けた試合でアッレグリ監督がどのように起用するのかにも注目です。