国際Aマッチデーの期間中はアンダー世代の代表チームも公式戦を行っているのですが、U-21 イタリア代表に初招集されたケーン選手が1ゴールを結果を残していましたので紹介いたします。
2020年に東京オリンピックが行われるため、ヨーロッパでは2019年に開催される U-21 欧州選手権の出場権を賭けた予選が行われている真っ最中です。
U-21 イタリア代表はと言いますと、U-21 欧州選手権 2019 の開催地であるため、予選は免除。2019年6月に行われる本大会に向けて、親善試合を通してチーム作りをしている状況です。
ちなみに、2018/19 シーズンにケーン選手が代表チームに招集された際の成績は下表のとおりです。
日時 | 対戦相手 | プレー時間 | 得点 |
---|---|---|---|
9月6日 | EL:U-20 ポーランド戦 〔POL 0-3 ITA〕 |
89分 OUT | 2 |
10月11日 | 親善:U-21 ベルギー戦 〔ITA 0-1 BEL〕 |
60分 OUT | 0 |
10月15日 | 親善:U-21 チュニジア戦 〔ITA 2-0 TUN〕 |
60分 OUT | 1 |
ユース世代で早くから注目されていたケーン選手ですが、「代表チームでの素行」が良くなく、招集は敬遠されがちでした。ただ、2018年7月の U-19 欧州選手権で5試合4得点と結果を残すと、9月の U-20 で2得点。10月には U-21 に招集されることになりました。
10月に行われた U-21 の2試合ともに先発し、60分プレー。得点は PK による1点だけでしたが、CF として効果的な動きを見せていたこともあり、今後も招集されるパフォーマンスに値したと言えるでしょう。
ケーン選手が抱える(唯一の)懸念点は「所属クラブでのプレー機会が限定されていること」です。ユベントスは FW 登録の選手が飽和状態で、ケーン選手にまでチャンスが訪れにくい状態にあるからです。
そのため、出場機会を求めて冬に移籍を決断する可能性は大いにあると言えるでしょう。まずは残りのシーズン前半戦で得たチャンスで、ケーン選手が序列を高めるようなパフォーマンスを見せられるのかに注目です。