レガ・セリエAは公式サイト上で 2018/19 セリエA第7節での試合中に起きた出来事に対する処分(PDF)を発表いたしました。
ユベントスは「クリバル選手への差別的チャント」が確認されたとの理由で南スタンド(クルヴァ・スッド)の1試合閉鎖処分が下されています。
発表された内容によりますと、セリエA第7節ユベントス対ナポリ戦の後半6分に(ユベントスのウルトラスが陣取る)南スタンドからクリバル選手に対する差別的チャントが確認されたとのことです。
これにより、『アリアンツ・スタジアムの南スタンド1階および2階を1試合閉鎖』と『罰金1万ユーロ』がユベントスに科されています。
また、「アウェイサポーターが前半30分に(スタジアムの破壊した)座席をユベントスファンのセクターに投げ込んだこと」を理由に『罰金1万5000ユーロ』がナポリに科されています。
この試合ではマリオ・ルイ選手が2枚目のイエローカードで退場となりましたが、騒動は場外でも起きていた模様です。クリバリ選手は昨シーズンの第34節で決勝点を叩き込んでおり、狙われる対象になる要因を持っていたと言えるでしょう。
とは言え、“差別的チャント” を浴びせることはナンセンスです。大ブーイングで意思表示はできる訳ですから、明らかにやり過ぎです。
その代償は「南スタンドの閉鎖」と、クラブの売上高に影響が出る結果となりました。処分は第9節ジェノア戦で行われると見られており、2年連続でホームのジェノア戦で南スタンドが全面閉鎖されることが確定的です。(去年はアニェッリ会長絡みのチケット問題が処分の理由)
ロナウド選手の加入で売上高を伸ばすことが求められているユベントスが今回のアクシデントにどのように対処するのかに注目です。