現地28日(金)のナイトゲームで行われた 2018/19 カンピオナート・プリマベーラ第3節ミラン戦はユベントスが 4-3 で勝利し、リーグ戦開幕3連勝を達成いたしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: ロリア (C) |
DF | 2: バンデイラ 6: カペッリーニ 4: マコウン 3: アンツォリン |
MF | 7: ポルタノーバ(→ 41' st. 19: フランコフォンテ) 5: モッローネ(→ 28' st. 15: ジョアン・セラン) 8: ニコルッシ |
FW | 10: パブロ・モレーノ(→ 28' st. 22: モンジアーロ) 9: ペトレッリ(→ 37' st. 20: マルコビッチ) 11: ファジョーリ(→ 28' st. 21: ディ・フランチェスコ) |
バルディーニ監督は 4-3-3 を選択。前線の3トップにはパブロ・モレーノ、 ペトレッリ、ファジョーリの3選手を起用する布陣で試合に臨みます。
試合は11分、ユベントスの右サイドを突破してエリア内に侵入したサラ選手のシュートをロリア選手がファンブル。これをツァジュート選手が難なく押し込み、ミランが1点を先制する。
対するユベントスは27分に右サイドでポルタノーバ選手のキープからバンデイラ選手がオーバーラップして、切り返しからクロスを入れる。これをファーサイドに走り込んだニコルッシ選手が合わせ、ユベントスが同点に追いつく。
その後、ユベントスとミランはともに CK から追加点のチャンスがあったが、どちらも決め切れず。前半は 1-1 で折り返す。
後半に入ると、ユベントスが速いパススピードを軸にミラン・ゴールを脅かす時間が続く。すると、64分にポルタノーバ選手のパスを受けたペトレッリ選手がトラップでミラン守備陣の裏にボールを流し、スピードに乗った状態からの右足シュートを決め、ユベントスが逆転に成功する。
ユベントスは75分にペトレッリ選手のポストプレーの間に DF ラインを突破したポルタノーバ選手にラストパスが通り、GK との1対1を制したポルタノーバ選手のゴールでユベントスのリードは2点に広がる。
対するミランは79分、クロスのクリアを試みたジョアン・セラン選手が足にボールを当てたが、ツァジュート選手に跳ね返ってハイダラ選手の足元に転がる。これをハイダラ選手が左足でカーブをかけたシュートをファーサイドに突き刺し、3-2 と1点差に詰め寄る。
勢いを取り戻したミランは90分に右サイドからのグラウンダーのクロスに走り込んだツァジュート選手が合わせ、土壇場で同点に追いつくことに成功。前節ローマ戦の大敗を払拭する兆しを見せる。
ところが、試合はこれで終わらない。ユベントスは93分にバンデイラ選手が入れた高い弾道のクロスをクロッタ選手が目測を誤ったこともあり、マルコビッチ選手がゴール正面でボールキープに成功。GK の動きを冷静に見極めたシュートがゴール右隅に決まり、ユベントスが試合終了間際に勝ち越す。
試合はこのまま 4-3 で終了。劇的勝利を手にしたユベントスがリーグ戦開幕3連勝を達成した。
ミスから失点し、リードを許す展開の試合でしたが、逆転にまで持ち込んだチーム力は評価されるべきでしょう。反省点は「2点のリードで迎えた試合の残り10分で同点にまで追いつかれたこと」です。
とは言え、後半のアディショナルタイムで勝ち越しに成功したのですから、最後まで勝利を求める姿勢は高く評価されるべき点です。
プリマベーラの次戦は現地10月2日(火)に行われる UEFA ユースリーグ第2節ヤングボーイズ戦です。過密日程が続く中でバルディーニ監督がどのような準備をして重要な試合を迎えるのかに注目です。