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UEFA の規律委員会、ロナウドに1試合の出場停止処分を下す

 UEFA は公式サイト上で規律委員会がユベントスのクリスティアーノ・ロナウド選手に1試合の出場停止処分を下したと発表いたしました。これにより、ロナウド選手は 2018/19 UEFA チャンピオンズリーグ第2節を欠場することになります。

画像:UEFA 規律委員会の裁定
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 ロナウド選手は 2018/19 UEFA チャンピオンズリーグ第1節バレンシア戦でドイツのブリッヒ主審からレッドカードを受け、退場となっていました。

 現地9月27日に行われた UEFA の規律委員会が下した裁定は「ロナウド選手に UEFA コンペティションの1試合出場停止処分に科す」というもの。これにより、ロナウド選手は今季第2節ヤングボーイズ戦への出場ができなくなりました。

 ただ、ユベントスにとっての大一番であるマンチェスター・ユナイテッド戦(第3節・第4節)には出場可能ですので、最悪の事態は回避できたと言えるでしょう。

 

 しかし、ブリッヒ主審の判定そのものに疑義が呈されていたことは事実ですし、厳しい批判も寄せられていました。中でもトゥット・スポルトは試合後の採点でブリッヒ主審(とフリッツ副審)に0点を与えています。

画像:バレンシア戦の採点(トゥット・スポルト)

 「10点満点で6点が合格」という水準ですので、0点がどれだけ散々なものであるかが浮き彫りになっていると言えるでしょう。(退場してチームに大迷惑をかけた選手でも、4点はもらえる)

 ちなみに、UEFA は VAR の導入に極めて消極的でしたが、ロナウド選手への物議を醸す判定も影響したのか、2019/20 シーズンから VAR を導入すると発表いたしました。

 W杯で世界中のファンが VAR の有効性を認識した中で導入を拒み続けると、誤審が起きるたびに UEFA が槍玉にあげられることになります。UEFA の評価する主審の1人がやらかしたのですから、VAR の導入は避けられなかったと言えるでしょう。

 

 ヤングボーイズ戦でロナウド選手が起用できないことは痛手ですが、戦力差を考慮すると、まだ容認できる裁定と言えるでしょう。ケーン選手を起用する良い機会にもなりますので、アッレグリ監督がロナウド選手不在のチャンピオンズリーグでどのような采配を見せるのかに注目です。