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イタリア、女子サッカーも大揉め中

 2018/19 シーズンのイタリア・サッカーは大揉めの中で(ある意味、強引な形で)幕が切られたのですが、女子サッカーも似た状態になっていると『スカイ・イタリア』が報じていますので、状況を紹介いたします。

画像:2017/18 女子セリエAを制したユベントス
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 イタリアの女子サッカーは FIGC (イタリア・サッカー連盟)傘下で『女子セリエA』と『女子セリエB』の2つのプロ・カテゴリーで開催されていました。

 ところが、5月3日に裁判所が「女子サッカーは(セリエDを管轄する)『国内アマチュアリーグ(Lega Nazionale Dilettanti)』が管轄する」との判決を下したことで、FIGC と『女子セリエA』および『女子セリエB』の加盟チームから反発の声が出たのです。

 ユベントスは7月末8月末に「クラブからの声明」という形で、判決に対する不服を表明しています。

 

 揉めた要因は「女子チームの運営にセリエAのチームが関与し始めたこと」が大きいと言えるでしょう。フィオレンティーナが女子チームを持つ前はアマチュア水準の経営基盤が一般的でした。

 それが 2017/18 シーズンにはユベントスが参入。今季はミランがブレッシア女子チームを傘下に入れ、ローマやアタランタも女子チームの経営に本腰を入れるなど露出が増加基調にありました。

 『国内アマチュアリーグ』としては “人気コンテンツ” になる可能性がある「女子サッカーの管轄・運営権」を取り戻すために手を尽くすことは自然な流れです。

 ただ、『女子セリエA』や『女子セリエB』に所属するクラブが歓迎していないことがネックとなっています。

 

 なお、現状は CONI (イタリア五輪委員会)の判断に委ねられているところです。ちなみに昨シーズンの女子セリエAが開幕したのは9月30日です。今月末までに結論が出ていることが重要と言えるでしょう。

 揉めている女子サッカーがどのような形で 2018/19 シーズンの国内リーグ開幕を迎えることになるのかに注目です。