レガ・セリエAは公式サイト上でモランディ橋の崩落事故を受け、「2018/19 シーズン第2節は全チームとマッチオフィシャルが事故を偲ぶシャツを着用して入場する」と発表いたしました。
"GENOVA NEL CUORE" と記されたTシャツを全員が着用してピッチに入る予定であるとのこと。nel cuore は in the heart の意味がありますので、「ジェノバは心の中にある」とのメッセージが込められていると言えるでしょう。
リーグ機構は「被害者支援のための基金設立」を発表済みであり、それを踏まえてのキャンペーンが実施されることになりました。
ジェノバのマルコ・ブッチ市長も「イニシアチブを持った行動に感謝したい」とのコメントを寄せており、事故の悲劇を乗り越えようとする人々に寄り添う準備があることを示すことは良いシグナルと言えるはずです。
このような取り組みをリーグ全体で行うのは 2017/18 セリエA第34節で「暴力にレッドカードを」と題し、選手が頬に口紅を付けて登場をした時以来でしょう。
この時は #MeToo 運動に連動する形で「女性への暴力(= 主にドメスティック・バイオレンス)問題に対する啓発」が目的となっていました。
今後は「どれだけの効果が出ていたのか」を確認した上で、効率的な啓発方法を模索し続けることがより重要になると言えるでしょう。
ユベントスは 2018/19 シーズンのセリエA第2節は今季ホーム開幕戦となるラツィオ戦です。
この試合は Cygames 社がマッチ・スポンサーになっていることに加え、「マルキージオ選手がティフォージとのお別れのために訪問するのでは」との報道も出ている状況です。
どのような形でユベントスがセリエA第2節ラツィオ戦を迎えることになるのかに注目です。