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ユベントス、「クリスティアーノ・ロナウド獲得」という “夢物語” を描く

 トゥット・スポルト』によりますと、カンセロ選手獲得の際にジョルジュ・メンデス氏とのパイプができたユベントスがクリスティアーノ・ロナウド選手の獲得に興味を示しているとのことです。ただ、これは “夢物語” に過ぎないと現時点では言えるでしょう。

画像:去就騒動が起きているクリスティアーノ・ロナウド

 なぜなら、獲得には以下のハードルが存在するからです。

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  1. レアルと2021年までの契約が存在
  2. 高額な年俸が必須
  3. CF にはイグアインやマンジュキッチが在籍
  4. 背番号7を用意できるのか

 ざっくり言って、上記の4項目をクリアする必要があります。「絶対に不可能」とは断言できませんが、「どの項目も簡単にクリアできるものではない」と言えるでしょう。

 では、実際にクリスティアーノ・ロナウド選手を獲得にするためにどういった動きが求められるのかを確認していくことにしましょう。

 

 まず、レアル・マドリードからロナウド選手の選手登録権を買い取ることが必須です。敏腕代理人であるメンデス氏の力をフル活用しても、1億ユーロ台を下回ることはないと考えられます。そのため、「ディバラ選手とのトレード」といった形で獲得することが現実的な選択肢と言えるでしょう。

 次に、ロナウド選手が(レアルに)要求している年俸に勝るとも劣らない額を提示する必要があります。しかし、ユベントスにそれだけの資金力はありません。そのため、親会社のボスであるジョン・エルカン会長に頼み込み、「スポンサー料の大幅引き上げ」という “抜け道” で資金を捻出することが求められるでしょう。

 守備免除の特権はロナウド選手が持つ訳ですから、イグアイン選手の売却は不可避です。また、「控え CF」という役割にマンジュキッチ選手が不満を覚えるなら、こちらも売却候補とせざるを得ない状況となります。

 そして、ロナウド選手は「背番号7の着用」を希望すると予想されるため、クアドラード選手との折り合いを付ける必要もあるのです。したがって、獲得に向けた動きを本格化させるとしても、あまりに厄介な仕事が多数存在するため、割に合わないオペレーションになる可能性が高いと言えるでしょう。

 

 ロナウド選手だけを別枠扱いしてしまうと、チームのヒエラルキーを壊してしまうことになります。そのため、獲得は非現実的と言わざるを得ません。

 ただ、「クリスティアーノ・ロナウドを獲得できるチーム」というイメージを世間に持たれることはチームのブランドを高めることに(一定の)貢献をしていると言えるでしょう。ユベントスの狙いは「ブランド戦略でプラスイメージを得ること」だと思われます。