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【採点】 2017/18 セリエA第27節 ラツィオ対ユベントス

 ローマのスタディオ・オリンピコで行われた 2017/18 セリエA第27節ラツィオ戦は後半アディショナルタイムに決まったディバラ選手のゴールでユベントスが 0-1 で勝利しました。

画像:決勝ゴールを決めるディバラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第27節 ラツィオ対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第27節 ラツィオ戦)
  SS Lazio
[3-5-1-1]
Juventus
[3-5-2]
GK 1: ストラコシャ 1: ブッフォン 画像:キャプテン
DF 27: ルイス・フェリペ
3: デ・ブライ
26: ラドゥ
15: バルザーリ
4: ベナティア
24: ルガーニ
MF 19: ルリッチ 画像:キャプテン
16: パローロ
6: ルカース・レイバ
21: ミリンコビッチ
5: ルカク
26: リヒトシュタイナー
6: ケディラ
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
22: アサモア
FW 17: インモービレ
18: ルイス・アルベルト
10: ディバラ
17: マンジュキッチ

 ラツィオのインザーギ監督は 3-5-1-1 を選択。ムルシッチ選手が出場停止のため、ルリッチ選手を右 WB に回した以外は主力選手が先発する陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。負傷の報道も出ていたマンジュキッチ選手は先発、D・コスタ選手とA・サンドロ選手を温存し、ミラーゲームに持ち込む狙いを持って試合に臨みます。

 

 得点の多いチーム同士の対戦ということもあり、試合は両チームとも相手にシュートまで持ち込ませない狙いがはっきりした展開で始まる。

 ユベントスは9分にピアニッチの FK にマンジュキッチが頭で合わせたが、シュートは枠の上に外れてしまう。対するラツィオは20分に右 CK のこぼれ球から入れ直したクロスをミリンコビッチ=サビッチが合わせたが、シュートはブッフォンがキャッチする。

 29分にユベントスは右 CK からルカクがオウンゴールの形で自陣のネットを揺らしてしまうが、ルガーニがパローロを倒したとの判定でノーゴール。先制点とはならない。

 ラツィオも35分にL・アルベルトが左サイドから入れたクロスにルリッチが良いタイミングで飛び込むも、これはブッフォンがパンチングでクリア。前半は互いに譲らず 0-0 で折り返すこととなる。

 後半に入ると、両チームともに守備への意識が強くなり、シュートに持ち込むことすら難しくなる。ユベントスは66分にディバラがロングドリブルでシュートまで持ち込むが、これはL・フェリペのブロックで防がれてしまう。

 70分を過ぎると、運動量が落ち始めたラツィオは籠城戦を敢行。ゴール前にブロックを構築する。ゴールをこじ開けたいユベントスだったが、筋肉系に不安のあるマンジュキッチを下げざるを得ず、攻撃に不安を残して試合最終盤を迎える。

 このまま試合終了かと思われた93分に試合は動く。

 A・サンドロが右サイドから強引にシュートを放つも、相手に当たって中央へと飛ぶ。これをルガーニがダイレクトでディバラに付けると、ディバラはL・フェリペを股抜きでかわし、パローロに引き倒されながら左足でシュート。これがゴール右上に決まり、ユベントスが土壇場で先制する。

 ユベントスはその後の追加時間も守り切り、0-1 で勝利。トッテナム戦に向けて弾みを付けることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.5
 勇気を持った飛び出しなどでラツィオが決定的なシュートを打つ前にクリアするなど最後尾で守備陣を引き締めた。

DF: バルザーリ 6.0
 攻め上がってくるミリンコビッチ=サビッチを抑え、防波堤としての役割を果たす。後半の途中から右 SB としてもプレーし、柔軟性も示した。

DF: ベナティア 5.5
 インモービレを抑えはしたが、ビルドアップなどでの起点とはなれなかった。内容としては少し消化不良の出来であったことは否めない。

DF: ルガーニ 6.5
 プレスを受けたが落ち着いたプレーを見せる。インモービレにカイセドとマーク対象に仕事をさせず。ディバラの決勝ゴールをアシストするなど存在感を発揮した。

WB: リヒトシュタイナー 5.5
 ルカクのスピードに手を焼くも、必死に戦い続けた。途中から4バックに変更したため、お役御免となる。トッテナム戦で真価が問われることになるだろう。

MF: ケディラ 6.0
 中盤でボールを引き出し、安定感をもたらした。守備では大きな貢献をしたが、前への推進力など攻撃での貢献はやや物足りなかった。

MF: ピアニッチ 5.5
 L・アルベルトの監視で持ち味のパスワークを出すことはできなかった。FK で可能性を感じさせる精度のキックを見せたことが輝いた部分だった。

MF: マテュイディ 6.0
 持ち味の走力を活かし、左サイドの広範囲を攻守においてカバーする。崩しからチャンスを作り出し、攻撃の形を見せることにも貢献した。

WB: アサモア 6.0
 対面のルリッチを抑える一方、タイミングの良い攻撃参加でクロスを供給するなど攻守で見せ場を作った。

FW: ディバラ 6.5
 回数は少なかったものの、個の力で突破を見せ、復調をアピール。後半アディショナルタイムには倒されながらも決勝ゴールを決め、チームに勝点3をもたらした。

FW: マンジュキッチ 5.5
 ポストプレーでの仕事は十分とは言えず、前線で起点となることができなかった。また、サイドに流れる時間も多く、中央からの攻撃という選択肢を制限する結果となってしまった。

 

【交代選手など】

FW: ドウグラス・コスタ 5.5
 57分にリヒトシュタイナーとの交代で出場。サイドからのドリブル突破を期待されたものの、ラツィオ守備陣の前では本領発揮となることはできなかった。

FW: アレックス・サンドロ 6.0
 マンジュキッチとの交代で72分からプレー。試合終盤は右ワイドにポジションチェンジし、攻守に奔走した。

DF: キエッリーニ ー
 95分にディバラに代わって出場。守備固めとしての役割を全うし、チームが勝点3を獲得するのに貢献した。

 

アッレグリ監督 6.0
 ラツィオに中央を封鎖されて攻めあぐねることとなったが、勝点3を持ち帰ることには成功。期待された結果を残した。ただ、相手の思惑通りの試合運びをされており、戦術・采配面での効果は不十分な試合となった。

バンティ主審 5.5
 試合開始直後にディバラがエリア内でL・レイバに背後から倒された場面でノーファールと判定。削り合いのゴングを鳴らす。最初に下した間違った判定基準は両チームに不満が残るものとなってしまった。