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【採点】 2017/18 セリエA第24節 フィオレンティーナ対ユベントス

 フィレンツェで行われた 2017/18 セリエA第24節フィオレンティーナ戦はベルナルデスキ選手とイグアイン選手のゴールでユベントスが 0-2 で勝利しました。

画像:先制ゴールを決めるベルナルデスキ

 両チームの先発選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第24節 フィオレンティーナ対ユベントス
表1:先発メンバー
(2017/18 セリエA第24節 フィオレンティーナ戦)
  ACF Fiorentina
[4-3-3]
Juventus
[4-3-3]
GK 57: スポルティエッロ 1: ブッフォン 画像:キャプテン
DF 4: ミレンコビッチ
20: ペッセーリャ
13: アストーリ 画像:キャプテン
3: ビラーギ
26: リヒトシュタイナー
4: ベナティア
3: キエッリーニ
12: A・サンドロ
MF 24: ベナッシ
5: バデリ
17: ヴェレトゥ
6: ケディラ
5: ピアニッチ
8: マルキージオ
FW 28: ジウ・ディアス
9: シメオネ
25: キエーザ
33: ベルナルデスキ
9: イグアイン
17: マンジュキッチ

 フィオレンティーナのピオリ監督は 4-3-3 を選択。シメオネ選手を CF にキエーザ選手とジウ・ディアス選手がサイドを担当する陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督も 4-3-3 を選択。右 SB にはリヒトシュタイナー選手、中盤にはマルキージオ選手を起用する布陣で試合に臨みます。

 

 試合は両チームが積極的にプレッシャーをかけ、ホームのフィオレンティーナが押し気味となる。

 フィオレンティーナは17分、ベナッシのクロスがキエッリーニの腕に当たったとのジャッジで PK を手にするも、VAR で「オフサイドにいたベナッシにボールが渡った」と判定され、PK 自体が取り消される。

 決定機を作り出せないユベントスを尻目にフィオレンティーナは38分にカウンターで絶好機を手にする。ユベントスの CK からカウンターを敢行し、最後はジウ・ディアスがリヒトシュタイナーを振り切ってシュート。しかし、シュートはポストを直撃し、ゴールを奪うことができない。

 押され気味だったユベントスは55分にエリア目前でベルナルデスキが倒され、FK を得る。ゴールの右45度付近で得た FK をベルナルデスキ自らがファーサイドに決めてユベントスが先制する。

 リードを得たことで試合をコントロールしたかったユベントスだったが、フィオレンティーナの勢いを弱めることはできず、守備のラインが下がったことで防戦一方となる。

 71分には中央突破を許し、最後はテレオに決定的な場面が訪れる。しかし、ブッフォンが飛び出してシュートを阻止。ゴールを死守することに成功する。

 耐え続けていたユベントスだったが、86分にフィオレンティーナの一瞬の隙を突く。キエッリーニがテレオのプレスをかわし、ドリブルで持ち上がるとフリーになっていたイグアインにスルーパス。オフサイドラインを抜け出したイグアインが GK との1対1を制し、リードを2点に広げる。

 結局、試合はこのまま終了。押される時間帯が長かったものの、チャンスを活かし切ったユベントスが 0-2 で勝利し、チャンピオンズリーグに向けて弾みを付けることに成功した。

 

 出場したユベントスの選手・監督などに対する採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 7.0
 テレオの決定機を良い飛び出しで防ぐなどコンディションの良さを見せつけた。ルーズな守備については叱咤しており、仕事を遂行していた。

DF: リヒトシュタイナー 6.0
 キエーザと激しくやり合い、持ち味を見せていた。少し熱くなりすぎていたこともあり、途中交代は妥当な判断と言えるだろう。

DF: ベナティア 6.0
 くさびに入る縦パスを徹底的に潰し、攻撃の起点を作らせなかった。CB として期待された仕事をやり遂げた。

DF: キエッリーニ 7.0
 シメオネに張り付き、試合から消し去ることに成功。試合最終盤にはフィオレンティーナの油断を見逃さず、イグアインのゴールをお膳立てするスルーパスを通した。

DF: A・サンドロ 6.0
 サイドから攻撃に関与するジウ・ディアスをマークし、決定的な仕事をさせなかった。攻撃面の貢献は限定的だったが、本来の仕事である守備で積極的に汗をかいた。

MF: ケディラ 5.5
 運動量は高い水準にあったが、ルーズになっていた中盤を引き締めることはできなかった。直近での内容から比較すると物足りないパフォーマンスだった。

MF: ピアニッチ 5.5
 プレスに苦しんだチームに連動するように存在感が消えてしまっていた。トッテナムが同様の戦術を採ってくることが予想されるだけに対策を講じる必要があるだろう。

MF: マルキージオ 5.5
 バランスを取ろうと周囲に配慮し続けていた。マテュイディの出場時と比較すると連携不足は否めず、これが中盤で主導権を取れなかった理由と言えるだろう。

FW: ベルナルデスキ 7.5
 ボールを持つたびにブーイングをされる中で精神的な強さを見せた。自らが受けたファールで得た FK から強烈な恩返しをし、結果を残すことに成功した。

FW: イグアイン 6.5
 前線からのプレスを怠らず、数少ないシュート機会は枠内に飛ばすなど好調さを見せた試合内容だった。良い状態で CL を迎えられることは大きい。

FW: マンジュキッチ 6.0
 サイドで攻守に汗をかき続けた。ただ、この試合では長身のミレンコビッチに持ち味を消されており、もう少し仕事を要求したい内容でもあった。

 

【交代選手など】

DF: バルザーリ 6.0
 60分にリヒトシュタイナーとの交代で出場。サイドとエリア内を封鎖し、フィオレンティーナの反撃を抑え込むことに成功した。

FW: D・コスタ 6.0
 マルキージオに代わり、66分から出場機会を得る。最初は 4-2-3-1 のトップ下に入り、ベルナルデスキとの連携から突破を見せるなど回復具合を見せつけた。

MF: ベタンクール ー
 ベルナルデスキとの交代で78分からプレーする。中央に厚みをもたらし、カウンターから持ち上がりでチャンスを拡大するなど交代選手として期待される仕事を高い水準でやり遂げた。

 

アッレグリ監督 6.0
 難しいスタジアムで結果を手にしたことは評価されるべきだが、内容はフィオレンティーナに軍配が上がっていた。DF と MF のフィルターが機能しなかったことが反省点になるだろう。トッテナム戦までに修正することができるかが注目点だ。

グイダ主審 5.0
 17分のプレーへの対応が残念すぎた。結果的に VAR でオフサイドとなったが、選手から長時間抗議を受け続ける結果となったレフリングは要反省である。