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【採点】 2017/18 セリエA第15節 ナポリ対ユベントス

 金曜日のナイトマッチで行われた 2017/18 セリエA第15節ナポリ戦はイグアイン選手のゴールを守りきったユベントスが 0-1 で勝利しました。

画像:先制ゴールを決めたイグアイン

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第15節 ナポリ対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第15節 ナポリ戦)
  SSC Napoli
[4-3-3]
Juventus
[4-4-2]
GK 25: レイナ 1: ブッフォン 画像:キャプテン
DF 23: ヒサイ
33: ラウル・アルビオル
26: クリバリ
6: マリオ・ルイ
2: デ・シリオ
4: ベナティア
3: キエッリーニ
22: アサモア
MF 5: アラン
8: ジョルジーニョ
17: ハムシク
画像:キャプテン
11: ドウグラス・コスタ
6: ケディラ
5: ピアニッチ
14: マテュイディ
FW 7: カジェホン
14: メルテンス
24: インシーニェ
21: ディバラ
9: イグアイン

 ナポリのサッリ監督は 4-3-3 を選択。怪我で不在のグラム選手に代わってマリオ・ルイ選手が左 SB で先発する他はいつものメンバーが先発に名を連ねる陣容で試合を迎えます。

 対するユベントスのアッレグリ監督は 4-4-2 を選択。こちらは左 SB にアサモア選手を抜擢。手術明け直後のイグアイン選手が先発に入る布陣で試合に臨みます。

 

 試合は4分、中盤でボールをカットしたイグアインがD・コスタにボールを預けてカウンターを敢行。DF ラインを突破し、リターンパスを受けたイグアインが浮かせたシュートを放つも、GK レイナの飛び出しで防がれてしまう。

 ナポリはいつものポゼッションでリズムを掴もうとするも、ユベントスは一瞬の隙を突き、リードを得ることに成功する。

 13分に自陣深くでパスカットしたD・コスタがドリブルで持ち上がり、ディバラにボールを預けて自らも前線に走り込む。ディバラもドリブルでエリア手前まで進み、右サイドを並走していたイグアインにスルーパス。これをイグアインがニアサイドに決めてユベントスがリードする。

 追いかけるナポリはキエッリーニのパスミスから何度か決定機を手にするが、やや遠目の位置から放たれた枠内シュートはことごとくブッフォンにセーブされ、同点に追いつくことはできない。

 対するユベントスはD・コスタやディバラが個の力で突破してシュートまで持ち込むものの、こちらはシュートの正確性に欠き、追加点を奪うまでには至らず。前半は 0-1 で終了する。

 後半になると、得意の左サイドからの崩しを完全に封じられていたナポリが右サイドを主戦場にしたことでクロスが入り始め、さらに攻勢を強める。しかし、クロスは高さのあるユベントス DF 陣にはじき返され、決定機を作り出すことはできない。

 耐え続けたユベントスは69分に人数をかけて相手陣内に攻め入り、右サイドに開いたピアニッチがクロスを供給。これを大外から回り込んだマテュイディが左足ボレーで合わせたが、ワンバウンドしたシュートは GK レイナに防がれ、追加点とはならず。

 追いつきたいナポリはクロスとパワープレーに希望を託すが、ユベントスはバルザーリとクアドラードを投入して籠城戦を選択。結局、イグアインが決めたゴールを最後まで守りきったユベントスが 0-1 で勝利し、首位ナポリとの勝点差を1に詰めることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 7.0
 DF 陣のミスから生まれた失点の危機を好セーブで救う。セットプレーではファンブルのリスクを回避するために徹底してパンチングをするなど判断の良さが目立った。

DF: デ・シリオ 6.5
 守備に追われ続けたが、ナポリ自慢の左サイドからの崩しを無効にした。D・コスタとの連携も良くなって来ており、連動性を見せたことは大きい。

DF: ベナティア 7.0
 集中した守備で中央を閉鎖。クロスをはじき返し続け、クリーンシート達成に大きく寄与した。CK からのこぼれ球を枠内シュートにできていれば、完璧な内容だったと言えるだろう。

DF: キエッリーニ 6.0
 ベナティアとともに中央で身体を張り続け、守備面で大きな貢献をした。ただ、縦パスでミスが相次ぎ、あわや失点というシーンを招いたことはマイナスである。

DF: アサモア 7.0
 厄介なカジェホンに全くと言って良いほど仕事をさせず。相手のホットラインを寸断し、粘り強い守備でチームに貢献した。

MF: ドウグラス・コスタ 7.5
 パスコースを限定する守備をさぼらず、ボールを得るとドリブルで相手の守備網を破壊。前線の2選手とのコンビネーションも確立されつつあり、良い印象を残し続けることに成功している。

MF: ケディラ 6.0
 中盤でバランスを取り、2列目からの飛び出しを防ぎ続けた。攻撃面で関与はできなかったが、守備では献身的に働いていた。

MF: ピアニッチ 6.0
 厳しいマークを受けたが、素早くボールを動かすことでリズムを作り出した。試合序盤にボールを奪取された以外はリスク管理ができていたと言えるだろう。

MF: マテュイディ 7.0
 自慢の走力を活かし、中盤の中央から左ウィングまでをカバーした。69分の決定機を決め切ることができていれば、最高の夜になっていたはずだ。

FW: ディバラ 6.5
 押し込まれる時間帯が長かったこともあり、自陣(それも深い位置)でのプレーを強いられた。それでも、マークを外してチャンスメイクするなど存在感を発揮した。

FW: イグアイン 7.5
 強行出場するだけの意味があることを見せつけた。大一番に弱いと言われているが、ナポリ戦はそうでもないようだ。エースの名に相応しい内容だった。

 

【交代選手など】

MF: マルキージオ 6.0
 67分にケディラとの交代で出場。中盤での仕事を引き継ぎ、ナポリの連続攻撃を食い止める仕事を完遂した。

MF: クアドラード ー
 D・コスタとの交代で79分から出場する。持ち場を変更したカジェホンの動きに目を配り、最後は WB としてプレー。守備の仕上げに貢献した。

DF: バルザーリ ー
 83分にデ・シリオに代わって出場機会を得る。3バックの一角に入り、ナポリのクロス攻撃に対処。期待された仕事を成し遂げた。

 

アッレグリ監督 7.5
 ナポリ自慢の攻撃を戦術で上手く封じ込め、前線の速さを活かして得点を決めることにも成功。マリオ・ルイの左足クロスは OK と割り切った戦術は見事だった。ナポリが後半に行った戦術変更にも慌てず対応しており、会心の試合だったと言えるだろう。

オルサート主審 7.0
 良く見ていた。ナポリからすれば、PK が欲しかったところだろう。だが、インシーニェは両者が足をあげていたし、(1枚カードをもらっていた)メルテンスはシミュレーションだった。ロシアに行くのは彼だろう。