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【採点】 2017/18 セリエA第13節 サンプドリア対ユベントス

 2017/18 セリエA第13節サンプドリア戦は後半に3点を先行されたユベントスが必死に追い上げるも届かず、3-2 で敗れ、首位ナポリの背中が遠のく結果となりました。

画像:先制ゴールを決めるサパタ

 両チームの先発した選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第13節 サンプドリア対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第13節 サンプドリア戦)
  UC Sampdoria
[4-3-1-2]
Juventus
[4-2-3-1]
GK 2: ビビアーノ 23: シュチェスニー
DF 24: ベレシンスキ
26: シルベストレ
13: フェラーリ
17: ストリニッチ
26: リヒトシュタイナー
24: ルガーニ
3: キエッリーニ 画像:キャプテン
22: アサモア
MF 8: バレート
34: トレイラ
18: プラート
90: ガストン・ラミレス
5: ピアニッチ
6: ケディラ
7: クアドラード
33: ベルナルデスキ
17: マンジュキッチ
FW 91: サパタ
27: クアリャレッラ
画像:キャプテン
9: イグアイン

 サンプドリアのジャンパオロ監督は 4-3-1-2 を選択。サパタ選手とクアリャレッラ選手が2トップを組み、結果を残している選手たちが先発に名を連ねる陣容で試合を迎えます。

 一方、ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。結果を残した第11節ミラン戦からブッフォン選手がシュチェスニー選手に、ディバラ選手がベルナルデスキ選手に代わる布陣で試合に臨みます。

 

 試合は開始2分、イグアインがベルナルデスキのスルーパスに反応し、シュートを放つなどユベントスが良い入りを見せる。その後は中盤でのプレスの応酬が激しくなり、両チームともに決定機を作るまでには至らない。

 ユベントスは32分にイグアインのスルーパスから DF ラインを抜け出したクアドラードがフリーでシュートを放つも、フルパワーで打ったことで GK に当ててしまう。

 47分にはクアドラードのクロスがエリア内にいたストリニッチの右手に当たったが、主審のグイダは VAR を検証することなく前半終了の笛を吹く。ユベントス側の抗議は聞き入れられず、前半は 0-0 で終える。

 後半もケディラの突破からイグアインにシュートチャンスが訪れたユベントスのペースだと思われた52分、サンプドリアが先制する。エリア内の混戦でベルナルデスキがクリアに失敗し、ボールは浮き球となって、後方に飛ぶ。これをサパタがリヒトシュタイナーの上からヘディングで押し込み、均衡を破ることに成功する。

 すると、ここからユベントスの守備の歯車が狂う。57分にカウンターからサパタが抜け出すも、ここはシュチェスニーの飛び出しでなんとか防ぐ。しかし、攻めるユベントスを尻目にサンプドリアは71分にガストン・ラミレスのドリブルからトレイラがミドルシュートを押し込み、リードを2点に広げる。

 79分には FK からファーサイドのクアリャレッラが折り返したところをフェラーリが折り返して3点目。試合の行方を決定づける。

 それでもユベントスは90分にドウグラス・コスタがストリニッチに倒されて PK を獲得。これをイグアインが決め、土壇場で一矢報いる。さらに93分にはドリブルで持ち込んだディバラが決めて1点差に詰め寄る。

 しかし、反撃もここまで。試合は 3-2 で終了し、守備面で深刻な問題を抱えていることが浮き彫りとなった。

 

 出場したユベントスの選手に対する採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.0
 ストップできるシュートはすべてセーブした。失点はいずれも GK の能力で防げるものではなかった。

DF: リヒトシュタイナー 5.5
 攻守に奮闘するも、結果を手にすることはできなかった。1失点目はサパタに競り負ける形になったが、この部分は止むを得ないと言えるだろう。

DF: ルガーニ 5.5
 サパタとクアリャレッラの対応に手を焼き続けた。前半と後半に見せたパフォーマンスの内容がチームに連動するかのような出来だった。

DF: キエッリーニ 5.0
 気合い十分だったが空回り。サパタの威力は軽減できたものの、サンプドリアの波状攻撃を防ぎ切ることはできなかった。

DF: アサモア 6.0
 左サイドで崩し切られることを防ぐ。ただ、攻撃参加での貢献は少なく、少し消化不良と言える内容だった。

MF: ピアニッチ 5.5
 前半からトラップミスが目立ち、本調子とは言えない出来だった。最後までピッチに立ち続けたことが不思議なほどと言えるだろう。

MF: ケディラ 5.0
 後半途中で息切れを起こし、先発起用に疑問を残す結果となった。波状攻撃を仕掛ける体力がある相手に動きが鈍くなった選手では太刀打ちは不可能だ。

MF: クアドラード 5.5
 右サイドで突破を仕掛け、飛び出しから決定機を手にするなど状態への懸念を払拭する働きだった。ただ、シュートは決めておきたいところだった。

MF: ベルナルデスキ 5.0
 攻守において足を引っ張った。右ウィングとして張ることで右サイドに蓋をし、中央はほぼ無人となる状況を作り続けてしまった。守備ではクリアミスでサパタの先制点をアシスト。評価を下げる結果となった。

MF: マンジュキッチ 5.5
 左サイドでスペースを消し、役目は果たした。だが、得点や決定機に絡むことはできておらず、試合から消えていた。

FW: イグアイン 6.0
 前線で孤軍奮闘。PK をきっちり決め、エースとしての責任を果たした。下り目の位置でもボールを受けて動かせる能力を示し、好調さを見せつけた。

 

【交代選手など】

MF: ディバラ 6.0
 62分にベルナルデスキとの交代で出場。中央でボールを引き出し、攻撃に変化を生み出した。最後に意地の一発を決めたことは良い兆候と言えるだろう。

MF: ドウグラス・コスタ 6.0
 クアドラードに代わり、72分から出場する。カットインなど持ち味の攻撃力と貪欲さを見せつけ、良い印象を残すことに成功した。

MF: マテュイディ ー
 80分にピアニッチに代わって出場機会を得る。中盤で走り回ったが、出場するタイミングが遅すぎたと言えるだろう。

 

アッレグリ監督 5.5
 前半の試合内容から良い準備ができていたと言えるが、後半は守備が崩壊し、立て直すことができなかった。両ボランチがどちらも不調で中央から崩されたことが大きな問題として突きつけられた。

グイダ主審 5.0
 接触プレーを流しすぎ、両チームともにフラストレーションを溜め込む結果となっていた。前半終了間際の PK を見逃すなど審判としての対応に疑問符を残す内容だった。