カンピオナート・プリマベーラ1の第7節ラツィオ戦が行われ、ユベントスは 1-3 で敗れ、リーグ戦連勝とはなりませんでした。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ロリア |
DF | 6: デッリ・カッリ 2: ヴォリャッコ (C) 4: ザナンドレア |
MF | 7: カメライ 8: ディ・パルド(→ 15' st. 22: カンポス) 5: マッローネ 11: ポルタノーバ(→ 32' st. 19: クレノビッチ) 3: トリパルデッリ |
FW | 9: オリビエリ 10: ニコルッシ(→ 15' st. 18: カリガラ) |
ダル・カント監督は前節と同じ 3-5-1-1 を選択。最終ラインにはキャプテンのヴォリャッコ選手が復帰し、ラツィオとの一戦を迎えます。
勝点3が欲しいチーム同士の対戦は両チームとも均衡を破ることができず、こう着状態が続く。
先手を取ったのはラツィオ。29分に左サイドで FK を獲得するも、クロスはユベントスにクリアされる。しかし、逆サイドに流れたボールをバリ選手が回収に成功してクロス。これをバクセバノス選手が頭で決め、ラツィオが先制する。
対するユベントスは35分過ぎからラツィオゴールに迫るシーンを作り出すものの、相手 GK を脅かすまでには至らない。
それでも、41分にディ・パルト選手が右サイドを崩してクロス。これをポルタノーバ選手がシュートまで持ち込み、GK が弾いたボールを最後はオリビエリ選手がジャンピングボレーで押し込み、同点に追いつくことに成功する。
ところが、43分に自陣内でマルケージ選手にボールを奪われるとカウンターを受け、最後はバリ選手に決められてしまい、1-2 とリードを許して前半を終える。
ユベントスはニコルッシ選手が49分にポスト直撃の FK を放つも、同点とはならず。67分には右 CK からデッリ・カッリ選手のシュートが惜しくも枠を捉えないなど決定力という課題が浮き彫りとなる。
73分にはエリア内でポルタノーバ選手が倒され、ユベントスが PK を獲得する。しかし、カリガラ選手のキックはポスト右に外れてしまい、絶好の同点機を逃していまう。するとプレー再開の GK からスピッツィキーオ選手のクロスがそのままゴールネットを揺らし、1-3 となる。
ラツィオは追加点のチャンスがあったものの、ヤボルチッチ選手が枠を外すなど決めきれず。それでも試合はこのまま 1-3 で終了。ユベントスはリーグ戦連勝とはならず、ラツィオは勝点3を積み重ねることに成功した。
「降格争いを強いられているレベル」という評価が適切でしょう。16チーム中、下位4チームが降格となるのですが、現状は(暫定で)12位と厳しい立場に置かれています。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アタランタ | 7 | 5 | 1 | 1 | 16 | +12 |
2 | インテル | 6 | 4 | 1 | 1 | 13 | +7 |
3 | フィオレンティーナ | 6 | 4 | 0 | 2 | 12 | +5 |
4 | サッスオーロ | 6 | 3 | 2 | 1 | 11 | +5 |
12 | ユベントス | 7 | 1 | 3 | 3 | 6 | -2 |
イタリア中から若手有望株を集めているチーム状況を考えると、かなり出遅れていると言えるはずです。正 GK のデル・ファベロ選手が左肩の手術を余儀なくされるアクシデントがあったとは言え、成績が低迷しすぎていると言わざるを得ません。
なお、プリマベーラの次戦は UEFA ユースリーグ第4節のスポルティング戦です。アウェイでの試合でどういった戦いを見せるかが注目点と言えるでしょう。
その後はカンピオナート・プリマベーラ第8節のフィオレンティーナ戦が待っています。今節ラツィオ戦ではピアツァ選手のメンバー入りが見送られましたが、次節ではどうなるかが注目点の1つになると思われます。
前半に見せていたチームとして連動した攻撃と守備をどれだけ継続できるかが鍵になります。有効な立て直しができるのかに注目です。