ユベントスは公式サイト上で現地10月24日に株主総会をアリアンツ・スタジアムで実施し、決算報告が承認されたことを発表いたしました。
ユベントスが 2016/17 シーズンに記録した売上高は5億6270万ユーロ。当期損益は4260万ユーロのプラスでした。この決算が株主総会で承認されたことになります。
財務情報は事前に発表されたものが株主総会で正式に承認されており、それほど目新しい情報はありません。
クラブ運営という点では「ユベントスのブランドが海外でも高まっていること」を示す実例として、アニェッリ会長が記者会見で Cygames や Alianz と契約を締結したことは大きいと言及したことが特筆事項です。
これはイタリア国外から金額の大きいスポンサー契約を勝ち取れたことは(今後も経営的に)プラスに働くことが期待できるからです。
なお、FIFA の年間最優秀 GK に輝いたブッフォン選手が「チャンピオンズリーグを取れたら、現役をもう1年続け、クラブW杯に出場したい」とコメントしたことに対し、アニェッリ会長も理解を示しています。
「いつでも私のオフィスを訪ねられるし、キャリアを自分で決めれる存在」と明言しましたので、ブッフォン選手の進退は本人に委ねられたことが明確になりました。どういった形でキャリアを締めくくることになるのかが注目点と言えるでしょう。
ユベントスはクラブとして成長路線を描くために必要な投資ができているかに注目です。『Jヴィレッジ』の本格稼働が遅れていますので、この点がどのぐらい影響しているのかが注目点の1つになると思われます。