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【採点】 2017/18 セリエA第9節 ウディネーゼ対ユベントス

 雨の中で行われた 2017/18 セリエA第9節ウディネーゼ戦は前半にマンジュキッチ選手が退場となるも、ケディラ選手のハットトリックなど後半に4得点を奪ったユベントスが 2-6 で勝利しました。

画像:トリプレッタの活躍を見せたケディラ

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2017/18 セリエA第9節 ウディネーゼ対ユベントス
表1:先発メンバー(2017/18 セリエA第9節 ウディネーゼ戦)
  Udinese
[4-4-2]
Juventus
[4-2-3-1]
GK 1: ビサーリ 1: ブッフォン 画像:キャプテン
DF 53: アリ・アドナン
5: ダニーロ 画像:キャプテン
17: ナウティンク
3: サミル
26: リヒトシュタイナー
24: ルガーニ
3: キエッリーニ
12: アレックス・サンドロ
MF 10: デ・パウル
6: フォファナ
23: ハルフレドソン
14: ヤンクト
5: ピアニッチ
6: ケディラ
7: クアドラード
10: ディバラ
17: マンジュキッチ
FW 20: マキシ・ロペス
18: ペリツァ
9: イグアイン

 ウディネーゼのデルネーリ監督は 4-4-2 を選択。デ・パウル選手が右 MF を務め、前線はマキシ・ロペス選手とペリツァ選手の2トップでブロックを作りやすい布陣で試合に臨みます。

 一方、ユベントスのアッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。スポルティング戦からリヒトシュタイナー選手とルガーニ選手が先発した他は前節と同じ9選手で試合に臨みます。

 

 試合は8分にウディネーゼが先制する。パスを引っ掛けられたルガーニがタックルでボールをかき出したが、これがペリツァの足元に。ロングドリブルでエリア内まで持ち込んだペリツァの左足シュートが決まった。

 対するユベントスはラッキーな形で追いつく。14分にピアニッチが入れた左 CK をサミルが頭で豪快にオウンゴール。ケディラの肩に手をかけ、上に出ることを優先したことで身体が自陣ゴールを向き、最悪の結果を招いてしまう。

 同点に追いついたユベントスは20分にクアドラードからのクロスを走り込んだケディラが決め、1-2 と試合をひっくり返すことに成功する。

 ところが、25分にアクシデント。スペースに抜け出したイグアインからの折り返しを中央で詰めたマンジュキッチが後ろからアリ・アドナンに倒される。このプレーでヒートアップした両者にイエローが出され、判定に文句を言ったマンジュキッチはレッドカードで退場。10人での戦いを余儀なくされる。

 すると、マンジュキッチの抜けたスペースからクロスを入れたウディネーゼは34分と45分にヤンクトが立て続けにフリーでシュートを放つも、どちらもブッフォンが防ぎ切り、ユベントスが何とかリードして前半を折り返す。

 47分にウディネーゼは右サイドで得た FK からダニーロが合わせ、同点とする。オフサイドが強く疑われるプレーだったが、VAR の対象とはならず、スコアは 2-2 となる。

 嫌な雰囲気が流れる中、10人のユベントスが底力を発揮する。52分に右サイドで得た FK からルガーニが頭で合わせて1点をリードすると、59分には左サイドからの FK をルガーニが頭で折り返し、最後はケディラが決めて 2-4 とする。

 64分にはスペースに抜け出したイグアインの折り返しをフリーのディバラが難なく決めたが、なぜかオフサイドでゴールは取り消される。

 それでも、ユベントスは87分にケディラ、90分にピアニッチが決め、終わってみれば6得点。10人での戦いを強いられる苦しい展開だったが、勝点3を手にすることに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 7.0
 1人少なくなった前半に迎えたピンチからチームを救う素晴らしい反応を披露した。攻撃陣が残したインパクトに隠れることになったが、大仕事を果たした。

DF: リヒトシュタイナー 6.5
 勝利への執念をプレーで見せた。苦しい時間帯が続いたが、攻守で戦い続けた姿勢が役に立った。

DF: ルガーニ 6.5
 1点目は反省すべき点だろう。だが、セットプレーで1ゴール1アシストと帳消しにした。時間とともにプレーが安定しており、起用はされ続けるべきである。

DF: キエッリーニ 6.5
 マキシ・ロペスを消し、ウディネーゼの攻撃を中央ではじき返していた。昨季に比べ出場時間が大きく伸びており、頼もしい限りだ。

DF: アレックス・サンドロ 6.0
 他の選手が目立っていたため、堅調と言えるだろう。ただ、サイドを個人技で突破したり、ボールを動かしたりと1人少ないことを十分に補う働きはできていた。

MF: ピアニッチ 7.0
 中盤からセンス良くパスを供給し、仕上げとなる6点目を奪った。チームの状態も上向いており、起爆剤として存分に働いている。

MF: ケディラ 8.0
 フル出場は難しいかと思われたが、90分間戦い続け、ハットトリックを達成した。王を呼ぶに相応しいパフォーマンスだった。

MF: クアドラード 6.5
 右サイドから質の高いクロスでチャンスを演出するなど攻撃にアクセントを加えていた。違いを作り、攻守において貢献することができていた。

MF: ディバラ 6.0
 10人での戦いを強いられたことで苦しい試合展開だったが、それでも精度の高い FK で結果を残した。

MF: マンジュキッチ 5.0
 気持ちは理解できるが、退場にまでなったのはあまりに残念だった。チームが奮起して、大量得点で勝利したことがせめてもの救いである。

FW: イグアイン 6.5
 相手からのマークを受ける中で献身的に動き続け、自身の得点よりもチームの得点を優先する働きを続けた。今日のパフォーマンスは高く評価されるべきと言えるだろう。

 

【交代選手など】

MF: ドウグラス・コスタ 6.0
 68分にディバラとの交代で出場。左サイドでスペースを消し、カウンターで時計を進める仕事を忠実に実行した。

DF: バルザーリ ー
 クアドラードに代わり、79分から出場。3バックで守り切るために投入され、相手に得点を許すことなく逃げ切りに成功した。

WB: ベルナルデスキ ー
 90分にリヒトシュタイナーとの交代で 3-4-2 の右 WB に入る。アディショナルタイムがなかったため、持ち味を出すまでには至らなかった。

 

アッレグリ監督 7.0
 失点はどちらも守備を重視するアッレグリが耐えれるものではないだろう。だが、1人少ない中で理想的な形で爆発力を見せたチームは褒めなければならない。その采配をした監督は称えられるべきだし、勝利しているため、個々の選手も反省点の改善に取り組みやすいだろう。

ドベリ主審 4.0
 審判団が最悪だった。マンジュキッチへの接触プレーとウディネーゼの2点目が VAR の対象にならなかったのは奇妙なことだ。イグアインのオフサイドではなく、オンサイドのディバラをオフサイドにするなど散々だった。今節のワーストレフリーと断言できる。