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ファブリツィオ・カリガラ、ガゼッタとトゥットで紹介される

 チャンピオンズリーグのバルセロナ戦でトップチームデビューを果たした17歳のカリガラ選手が『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『トゥット・スポルト』で紹介されていましたので、選手情報をまとめておくことにしましょう。

画像:ユベントスで公式戦デビューを果たしたカリガラ
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1:プロフィール

 ファブリツィオ・カリガラ(Fabrizio Caligara)選手は2000年4月生まれの17歳。ノバーラ近郊ボルゴマネーロ出身で、インテルのユースでキャリアをスタートさせています。

 ユベントスに加入したのは 2012/13 シーズンのこと。左効きの MF で右足でもプレーができ、ボックス・トゥ・ボックスで動ける機動力も評価されている選手です。

 ちなみに、カリガラ選手は15歳となる 2014/15 シーズンから数えて、今季でユベントス在籍4年目。『クラブ内育成選手』の資格を有しており、将来的なトップチーム定着が期待されている選手という立場でもあります。

 

2:昨シーズン(2016/17 シーズン)はプリマベーラでプレー

 昨シーズンのカリガラ選手はプリマベーラ(U-19)で主にプレーしていました。U-17 の年代だったのですが、グロッソ監督が左インサイドハーフやダブルボランチの一角として起用していたからです。

表1:カリガラ選手の出場成績
  大会名 得点 時間
2016/17
(ユベントス)
プリマベーラ 15 (10) (3) 815'
ファイナル8 1 (1) 0 90'
コッパ TIM 1 (1) 0 80'
UEFA ユース 5 (4) 1 (2) 376'
ヴィアレッジョ杯 1 (1) 0 74'
合計 23 (17) 1 (5) 1435'

 プリマベーラでは主力選手の1人して、重宝されていた状態でした。そこから一気にトップチームで起用されたのですから、サプライズになったのです。

 

3:イタリアメディアが驚いた理由

 イタリアメディアがカリガラ選手の投入を驚いたのには理由があります。ユベントスの MF 陣に怪我人が続出して手薄になっていましたが、中盤で相手を追い回す役割であれば、アサモア選手がベンチに残っていました。

 それを差し置いて、(数合わせ的な登録と見られていた)カリガラ選手が起用されたのですから、驚きを持って受け止められたのです。

 ちなみに、ガゼッタやトゥットが若手有望選手を見逃していたという訳ではありません。同世代・同チームにモイーズ・ケーンという “派手なストライカー” がいたため、そちらを取り上げる機会が多かったというだけなのです。

 

4:トップチームデビューは ICC 2017 の PSG 戦

 カリガラ選手のトップチームの公式戦デビューはチャンピオンズリーグのバルセロナ戦です。ですが、“トップチームデビュー” という形であれば、ICC の PSG 戦で既に果たしています。

画像:PSG戦でプレーするカリガラ

 PSG 戦で後半から投入されたカリガラ選手はマンジュキッチ選手が担当する左 MF のポジションでプレー。対面したダニ・アウベス選手とガツガツやり合ったのです。そうした実績もありますので、アッレグリ監督は選手へのプレッシャーが極端に少ない状況で公式戦デビューをさせたとも言えるでしょう。

 思い切りの良さはカリガラ選手など若手有望選手の武器ですが、カードコレクターとなってしまうことは避けなければなりません。この部分のメリハリを学ぶことが課題の1つだと思われます。

 

 『クラブ内育成選手』の1人としてカリガラ選手がトップチームに定着することができるのか。カリガラ選手の今後の成長に注目です。