2017/18 UEFA ユースリーグ第1節でバルセロナに乗り込んだユベントスはカルレス・ペレス選手にゴールを許し、1-0 で敗れ、黒星スタートとなりました。
出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 2: カメライ 6: ヴォリャッコ (C) 4: ザナンドレア 3: トリパルデッリ |
MF | 7: ニコルッシ(→ 30' st. 14: ポルタノーバ) 5: トゥレ 8: ディ・パルド 10: ファジョーリ(→ 21' st. 17: モンタペルト) |
FW | 11: カンポス(→ 14' st. 18: クレノビッチ) 9: オリビエリ |
ダル・カント監督は 4-3-1-2 を継続。カンピオナート・プリマベーラの開幕節ボローニャ戦の後半にプレーした選手たちをバルセロナ戦のスタメンに抜擢し、ミニ・エスタディでの試合に臨みます。
試合は前線の3選手(ファジョーリ、カンポス、オリビエリ)がバルセロナ守備陣にプレッシャーをかけ、ユベントスが押し込む展開でスタート。
プレスでバルセロナを自陣内に釘付けにしていたユベントスは17分、オリビエリ選手がエリア内までドリブルで持ち込み、グラウンダーのクロス。これをカンポス選手がまたいだところに後ろから走り込んだディ・パルドがシュート。しかし、シュートは枠の上へと外れてしまう。
対するバルセロナは中央からの突破を狙うも、トゥレ選手が立ちふさがり、シュートを打つまでには至らない。それでも前半終了間際に得た FK からアベル・ルイス選手が放ったヘディングシュートは枠のとらえず。0-0 で終える。
後半に入ると、バルセロナはカルレス・ペレス選手を投入。バルセロナB(2部)で戦力なっているウィンガーに右サイドからの突破を期待する戦術に変更すると、この采配が的中する。
53分にはカルレス・ペレス選手が右サイドを突破し、あわやというシーンを作ったが、シュートを打つ寸前にヴォリャッコ選手がボールをクリアしてユベントスは難を逃れる。耐えていたユベントスは76分にオリビエリ選手の突破から中央のクレノビッチ選手にクロスが届くも、ゴールに押し込むことはできず。
すると、引き分けの雰囲気が流れ始めた84分に試合が動く。右サイドの深く位置まで侵入したカルレス・ペレス選手が中に向けたドリブルを開始。エリア右まで持ち込み、空いているニアサイドのシュートコースを正確に突いたことでバルセロナに待望の先制点をもたらすことに成功した。
追いつきたいユベントスだったが、ラフプレーが目立ち始め、クレノビッチ選手がイエロー2枚をもらって10人になっていまう。試合はこのまま 1-0 で終了。UEFA ユースリーグの初戦は黒星となった。
試合後、ダル・カント監督は次のようにコメントしています。
アレッサンドロ・ダル・カント監督:
「私達が試合で見せた内容はポジティブなものでした。私は幸せに思います。良い試合への入り方をしましたし、後半は互角に渡り合いました。選手たちとってはポジティブな結果となったでしょうが、ここから新たにスタートする必要があります。」
今季のバルセロナB(スペイン2部)でプレー機会を得ている選手が複数名出場しているバルセロナと互角に渡り合ったことは評価されるべき点です。前半は相手のお株を奪う出来であり、後半も一方的な展開になることはありませんでした。
ただ、最後は個の力でゴールをこじ開けられており、この部分は改善しなければなりません。また、攻撃面での連携度合いを成熟させることも引き続き求められます。
プリマベーラの次戦は9月16日に行われるカンピオナート・プリマベーラ第2節ジェノア戦です。バルセロナ戦で掴んだチームとしての良い兆候を継続し、さらに発展させることができるのかに注目です。